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自然体験 | 組合員レポート

親子ふるさと体験in恵那 黒瀬街道ウォーキング

平成11年11月14日(日) 曇りのち晴れ

08:30~

恵那文化センター駐車場の事務局受付に、少しずつ参加者が集まり始める。 ラブラドールリトリバー1匹の特別参加も。

←「万歩計つけて歩くんだ!」
09:30~

講師 安藤利道氏(恵那市社会教育課)より黒瀬街道の概略解説。 飯田和昭氏(中野方中央公民館館長)より昼食(地元の名物)の紹介。

09:45~

バスでスタート地点へ移動

10:30~

ウォーキングスタート

講師の柘植氏、安藤氏を先頭にひんやりとした林の中を下っていく。 幾層にも重なった腐葉土を大きな朴葉が 覆い、足の裏をやわらかい感触が包み込む。 苔の生えた岩や、大きな木の枝の間を縫うように歩く。 途中、中野方川の源流をジグザグに渡りながら進む。 せせらぎの音が耳に心地よい。飲めそうなぐらい澄んだ 水。木の枝をくぐったり、またいだり、つかまったりと、 アスレチックさながらのコースを楽しむ。 子どもたちは、葉や枝を拾ったり、石に乗って遊んだりしながらとても楽しそう。

←解説を熱心に聞く参加者
←あちこちに大きな朴葉が
←道なき道を行く
11:00~

林道を抜けると、建設中の中野方小規模生活ダムの手前に。視野がパーッと開がる。 昔、中野方の子どもたちのプールだったという「お花ぶち」の解説を聞く。

11:10~

「妻の神」の解説を聞く。風邪の神様と聞き、手を合わせて祈る人・人。

11:15~

昔、このあたりでは貴重なたんぱく源だったという 「つぐみ」の懐かしい話とともに、たがみ峠の解 説を聞く。

11:30~

棚田のあぜ道へ入り、民家の合間を縫って歩く。 日差しが強く、汗ばんでくる。かつて青年たちが持 ち上げて力自慢の競争をしたという「力石」の解説を聞く。

←民家の軒下にはおいしそうな干し柿。
←大きな蜂の巣を発見!
←ちょっと怖い木の橋を渡る。
11:40~

常時風が吹き、夏の暑い日でも木陰に入れば汗がひくといわれる 「休ん場」にて休憩。 休憩中、安藤氏より「休ん場」「五倫と五輪の塔」「笠置山の雨乞い」の解説を聞く。 前半、アップダウンの激しい道のりだったためか、 参加者の多くに早くも疲れの色が...。でも子どもたちは、 休憩中もじっとしていられず、はしゃぎまわっている。

12:05~

問屋の清水屋前、金毘羅神社前通過。 しばらくの間、県道を歩く。

12:15~

「高札場(昔の掲示板)」前にて解説を聞く。 再び田のあぜ道へ。

12:20~

「庄屋屋敷」「八幡神社」の解説を聞く。 八幡川のせせらぎ沿いに歩く。川にはホタルや魚が多いとのこと。 再び民家の間へ。

12:40~

中野方公民館前に到着。おまちかねの昼食タイム!
メニューは「不動滝野菜の会」の皆さんのご協力で準備された地元ならではの味。 笠周鍋は特に人気で、あっという間に鍋が空っぽに。 芋ごねは多くの参加者が初めて口にした様子。熱心に「不動滝野菜の会」の方々に 作り方を聞いている人多し。地元の人たちとの交流も深まった。

●笠周鍋
地元でとれた旬の野菜(大根、にんじん、ごぼう、油揚げ、 とうふ、里芋、しめじ)をふんだんに使った自家 製田舎味噌仕立ての鍋。
●芋ごね
ごはんとサトイモを炊き込み、すりこぎでこねて、 団子状にし、串に刺してしょうがじょうゆのたれをつけて こんがり焼いた地元の郷土料理。
●五平餅
くるみの入った味噌だれをつけて焼いた団子五平。
●漬物
白菜などの浅漬け。
●栗粉餅(恵那市内『かんから餅』協力)
岐阜県の名物。やわらかい餅に、 甘みを抑えた栗きんとん風の栗の粉をまぶしたお菓子。 6個入りを一人1箱ずつ。
全部おいしい。疲れがどこかに飛んでいっちゃった!
13:50~

午後の部スタート。ウォーキング再開。

14:25~

茶畑の脇を上って、しばらく林の中をくぐっていく。 林を抜け、ゆるやかな上り坂。黄色く色づいた 木々を楽しみながら歩く。

14:30~

「権現神社」の解説を聞く。 樹齢450年の杉の木を子どもたち8人で手をつなぎ囲む。

14:45~

かつて、餅や駄菓子、草鞋、蓑、笠などを並べ、 おばあさんが店番をしていたという「出店(茶屋)」 跡の解説を聞く。

14:50~

農水省の指定する「日本の棚田百選」にも選ばれた絶景、坂折の棚田到着。 棚田はこの時期、水こそ張られていないが、まさに壮観の一言。 古くなっても石かけが崩れていないこと、機械を入れられないため、 手植えが多いことなどが特長。

15:00~

全員で記念撮影

参加者は喜びの表情で、家路に。

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