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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
押し花のボールペンとペン立て作り体験&茶摘みとワラビ採り体験(岡崎発)

令和1年6月8日(土)晴れ
参加者 19組44名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他、佳作・入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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右手に白川、左手に新茶のシーズン真っ只中の茶畑を望みながらバスを進めると、東濃ヒノキのふるさと東白川村へ。例年よりも少しひんやりとした空気が肌に心地よく、自然のエネルギーを思う存分、心と体にチャージした一日となった。

10:30~

開会式

 バスでこもれびの館母屋に到着すると、東白川村の村雲和裕さんより同村今井俊郎村長が紹介され、サプライズで歓迎あいさつをいただく。「岐阜で二人だけの村長です。東白川村は人口2,200人で、お年寄りが43%。元気な人が多く、田んぼ、畑、茶畑、手入れしてきれいに使っています。明治22年東白川村になり130年。私で14代目の村長です。令和になった記念すべき年にようこそ。名産のヒノキで作るフォレスタイルという住宅も手掛けており、ヒノキの柱を150本程プレゼントしています。上棟式にも駆けつけます。ツチノコの村としても有名で、5月3日には毎年恒例の『つちのこフェスタ』を開催し、4,000人の方に楽しんでもらいました。今日は楽しい一日をお過ごしください」。
 続いてスケジュール説明の後、本日の案内人、菊池千春さんが紹介され「出身は岐阜県明宝村(現郡上市)で名古屋に住んでいます。今日は押し花を使ったボールペンとペン立て作りを楽しんでください」とあいさつ。

サプライズで村長さんが!
10:55~

押し花のボールペンとペン立て作り体験

 味彩工房へ移動して押し花のボールペンとペン立て作りに挑戦。「普段は自宅で押し花の教室、学校でも教えたりしています」。まず初めにボールペン作り。ペン軸の部分に紙を筒状に丸めて入れられる透明のボールペンが準備され、まずは中に入れる紙を色鉛筆で好きな色に塗っていく。その上からスプレーのりを施し花を並べていく。「あまり凝りすぎない方がうまくいきます」と菊池さん。

菊池さんに教えてもらいながら

 各テーブルに、色とりどり20種類以上の押し花が準備されると参加者の目が輝きだす。なじみのあるビオラやパンジー、アジサイなどを始めとしてワイヤープランツ、チドリソウ、フウセンカズラ、ワスレナグサ、アストランチア、ぺラルゴニウム、アサギリソウ、フロックス、ライラック、ノースポール、メラスフェルラ......季節を彩る花のオンパレード!四季を通じて菊池さんが庭で育てて摘んで押し花にした花々だ。花を並べたら透明シールでラミネートし、周りをハサミでカットし、くるくると巻いてボールペンの中に入れて完成!
 続いてペン立てにも意欲的に挑戦。ボールペンでコツをつかみ、繊細な押し花の扱いにも慣れてきた様子。同じテーブルの人同士で交流しながら、和気あいあいとペン立て完成!
「色合わせが楽しくて。親子三世代で参加し三人三様、素敵な作品ができた(30代女性)」「押し花を一年かけて先生が手作りして準備してくれたなんて!心がこもった特別な体験だった(60代女性)」

世界で一つだけのデザイン
12:25~

山の幸バイキング

 頭を空っぽにして集中した後は、お腹も空っぽ。隣の「レストラン味彩」へ移動して毎回大好評の山の幸バイキング!地元ならではの旬の食材を使った12種類のメニュー&オリジナルカレー4種、桜やお茶を使ったオリジナルスイーツ3種、特産のお茶は冷温4種。手作り豆腐や手作りこんにゃくなど、絶品の味が勢揃い。今回はウドの芽・ニンニク坊主・茶葉の天ぷらが大人気!
「素材を生かす絶妙な味付け。季節を楽しめる食材ばかりで感動(60代女性)」

13:30~

茶摘み体験

 今年は4月28日に雪が降った影響で、お茶作りは大変苦労していて茶葉の成長も例年に比べて良くないことを東白川村の村雲さんから聞く。今年の茶葉は貴重!早速、籠を腰につけて茶畑へ。ウグイスのさえずりがこだまするヒノキの林を抜けると、なんとも美しい風景が眼前に広がる。「開墾して約50年間一切農薬を使わず栽培している茶畑なので、茶葉もそのまま食べられます」と村雲さん。爪を立てると傷つき酸化するので、指の腹でポキンと折るようにして摘むのがポイント。「一芯二葉(いっしんによう)」「一芯一葉(いっしんいちよう)」で軟らかいところだけ手摘みする。天ぷらにしてもよし、手作りの釜煎り茶で味わってもよし!手摘みのあとは機械刈りも体験し、茶摘みを存分に満喫した。
「まるで緑のじゅうたん。緑の効果か、目がよく見えるような気がした。個人で来てもできない体験で貴重(60代夫婦)」

葉っぱがツヤツヤ
14:10~

ワラビ採り体験

 大半の参加者が楽しみにしていたワラビ採り。ワラビを見たことも採ったこともない人もちらほら。初めて体験するという人は、ワラビってどこに生えてるの?と少々戸惑いもあったが、葉っぱの陰に隠れていることがわかると、すぐマスターして袋にいっぱい!ワラビの長さを競うコンテストに向けて長いワラビも忘れずに収穫。
「虫の嫌いな息子が、やぶの中にどんどん入って夢中でワラビを採っていた(30代女性)」

ワラビがあっちにも!こっちにも!
15:00~

白川茶とわらび餅で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビの根から作るわらび粉を使ったモチモチのわらび餅を、白川茶の新茶と共に味わうという贅沢なわらびセット。村雲さんによる最高においしいお茶の淹れ方の実演があり、この特別なお茶はコンテスト入賞者だけが味わえる。
 ワラビの長さコンテストの結果発表と表彰式も行われ、1位は231cm!3位はなんと同じ長さで3人も!3位までの入賞者と、特別賞の入賞者には菊池さんと東白川村から賞品が手渡された。

 「天気に恵まれ手作り体験も楽しんでいただきありがとうございました。家族の方にもぜひお話しください」と案内人の菊池さんがあいさつ。お土産は、釜煎り茶を自宅で作るためのレシピと、ワラビのあく抜きのためのワラ灰とレシピ。そして新茶。
「村の雰囲気、人もいい。ほかではできない特別な体験だった(60代女性)」

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