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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
押し花のボールペンとペン立て作り体験&茶摘みとワラビ採り体験(名古屋発)

令和1年6月2日(日)くもり
参加者 17組43名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他、佳作・入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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右手に白川、左手に新茶のシーズン真っ只中の茶畑を望みながらバスを進めると、東濃ヒノキのふるさと東白川村へ。例年よりも少しひんやりとした空気が肌に心地よく、自然のエネルギーを思う存分、心と体にチャージした一日となった。

10:20~

開会式

 バスでこもれびの館母屋に到着すると、東白川村の村雲和裕さんよりまずは同村の紹介がされた。「東白川村は人口2,200人で、少子高齢化が進み過疎の村です。岐阜県には今、二つしか村がありません。合掌造りで知られる白川村とこの東白川村だけです。白川茶発祥の地であり、明治時代の廃仏毀釈によって寺のない村としても知られており、結婚式や葬式もすべて神道です。最近はツチノコの村として有名になってきました。全国で最も目撃情報が多いんです。先日5月3日には毎年恒例の『つちのこフェスタ』を開催し、この小さな村になんと人口よりも多い4,000人が訪れました」。
 続いてスケジュール説明の後、本日の案内人、菊池千春さんが紹介され「出身は岐阜県明宝村(現郡上市)ですが、私もまだツチノコには会っていません。今日は日頃の悩みを忘れて頭も心もリフレッシュして楽しんでください」とあいさつ。

10:40~

押し花のボールペンとペン立て作り体験

 味彩工房へ移動して押し花のボールペンとペン立て作りに挑戦。まず初めにボールペン作り。ペン軸の部分に紙を筒状に丸めて入れられる透明のボールペンが準備され、まずは中に入れる紙を色鉛筆で好きな色に塗っていく。その上からスプレーのりを施し花を並べていく。「迷った時は直感で。好きな色で選ぶのもいいですよ」と菊池さん。

菊池さんに教えてもらいながら

 各テーブルに、色とりどり20種類以上の押し花が準備されると参加者の目が輝きだす。なじみのあるビオラやパンジー、アジサイなどを始めとしてワイヤープランツ、チドリソウ、フウセンカズラ、ワスレナグサ、アストランチア、ぺラルゴニウム、アサギリソウ、フロックス、ライラック、ノースポール、メラスフェルラ......季節を彩る花のオンパレード!四季を通じて菊池さんが庭で育てて摘んで押し花にした花々だ。「重ねると厚みが出てペン軸に入らないので注意してください」と菊池さん。花を並べたら透明シールでラミネートし、周りをハサミでカットし、くるくると巻いてボールペンの中に入れて完成!
 ボールペンの完成に気分が高揚し、ペン立てにも意欲的に挑戦。ボールペンと違い、デザイン面積も広く難易度が高いものの、自分の作品に対するこだわりも見え隠れ。

自分だけの世界に没頭

「最初は迷ってしまったが、どんどん構想が膨らんで楽しくなった(20代女性)」「いろんなお花があってすごく楽しかった(小2男子)」

家で使うのが楽しみ!
12:25~

山の幸バイキング

 頭を空っぽにして集中した後は、お腹も空っぽ。隣の「レストラン味彩」へ移動して毎回大好評の山の幸バイキング!地元ならではの旬の食材を使った12種類のメニュー&オリジナルカレー4種、桜やお茶を使ったオリジナルスイーツ3種、特産のお茶は冷温4種。手作り豆腐や手作りこんにゃくなど、絶品の味が勢揃い。今回はウドの芽・ニンニク坊主・茶葉の天ぷらが大人気!
「体にやさしくて満足感もあって、料理が全部生き生きとしてる。茶葉の天ぷらは初めて食べた(70代女性)」

13:30~

茶摘み体験

 今年は4月28日に雪が降った影響で、お茶作りは大変苦労していて茶葉の成長も例年に比べて良くないことを東白川村の村雲さんから聞く。今年の茶葉は貴重!早速、籠を腰につけて茶畑へ。ウグイスのさえずりと森林浴を楽しみながらヒノキの林を抜けると、山にうっすらと霞がかかり、なんとも美しい風景が。開墾して約50年間一切農薬を使わず栽培している茶畑なので、茶葉もそのまま食べてOK。爪を立てると傷つき酸化するので、指の腹でポキンと折るようにして摘むのがポイント。「一芯二葉(いっしんによう)」「一芯一葉(いっしんいちよう)」で軟らかいところだけ手摘みする。天ぷらにしてもよし、手作りの釜煎り茶で味わってもよし!手摘みのあとは機械刈りも体験し、茶摘みを存分に満喫した。
「茶畑は遠目に見たことはあっても、実際にこんな近くで見たり触ったりするのは初めてで貴重な体験だった(60代女性)」

涼しくて気持ちいい!
14:10~

ワラビ採り体験

 大半の参加者が楽しみにしていたワラビ採り。昔採ったことのある人が、初めて採る人に教えたり、ワラビの長さを競うコンテストに向けて長いワラビを比べ合って探したり。初めて体験するという人は、ワラビってどこに生えてるの?と少々戸惑いもあったが、葉っぱの陰に隠れていることがわかると、すぐマスターして袋にいっぱい!
「ワラビを求めて、知らない間にいっぱい歩いていた。健康になれそう(70代女性)」

ワラビがあっちにも!こっちにも!
15:00~

白川茶とわらび餅で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビの根から作るわらび粉を使ったモチモチのわらび餅を、白川茶の新茶と共に味わうという贅沢なわらびセット。村雲さんによる最高においしいお茶の淹れ方の実演があり、この特別なお茶はコンテスト入賞者だけが味わえる。
 ワラビの長さコンテストの結果発表と表彰式も行われ、1位は184cm!3位までの入賞者と、特別賞の入賞者には菊池さんと東白川村から賞品が手渡された。

 「今日作ったボールペンとペン立ては大切に使ってください」と案内人の菊池さんがあいさつ。お土産は、釜煎り茶を自宅で作るためのレシピと、ワラビのあく抜きのためのワラ灰とレシピ。そして新茶。
「地元の方、参加者の方との交流も楽しかった(60代女性)」「初めての連続で脳が活性化されてリフレッシュできた(60代男性)」

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