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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
流木と自然の草樹で楽しむコケ玉づくり!&栗拾いと栗きんとん作り体験(三河地区)

平成27年9月26日(土)くもりのち晴れ
参加者 24組57名

  • 案内人/栗谷本征二さん
    中津川環境団体等連絡協議会代表、岐阜県森林・里山インストラクター、日本ネイチャーゲーム協会指導員、NNN(ネイチャーネットワーク中津川)代表、中津川市観光協会自然花部会代表・常任理事、日本山岳会自然保護指導員。
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昨日からの雨もあがり、午後からは汗ばむほどの快晴!心地良い秋晴れの一日、実り多き初秋の東白川村で、里山ならではの体験を思う存分楽しんだ。

10:40~

開会式

 東白川村こもれびの館にて、同村の村雲和裕さんより本日のスケジュール案内がされた。続いて同村の松岡安幸参事が歓迎のため来場、あいさつをいただく。「岐阜県には現在、白川村と東白川村の二つしか村が残っていません。125年続くこの村には『東濃ひのき』と『白川茶』という特産品があります。今日は煎茶のおみやげも用意しました。一日、村の秋を存分に楽しんでください」。最後に案内人の栗谷本征二さんが登場。地元の木の端材を使って作った鼻笛を演奏し「今日は体験を通じて東白川村の自然を楽しんでください」とあいさつされた。

山村たいけん案内人の栗谷本さん
10:55~

コケ玉作り

 いよいよお待ちかねコケ玉作り。今回栗谷本さんが用意してくださったのは種から育てた地元の木や山野草を一人1種類と、川で採取して加工した流木の土台。どちらも栗谷本さんお手製だ。まずは苗が植えてあるポットの土をすべて落とし、真っ黒のケト土をつけて丸めていく。手袋はあえてしない。自然の感触を楽しんでもらうためだ。仕上げはケト土の表面にシノズゴケをかぶせて黒い木綿糸でぐるぐると巻く。形を整えたら流木の上へ乗せて完成!

土のひんやりとした感触も楽しみながら

 「枯れる原因のほとんどは冬場の水切れ。水やりは毎日。バケツに水を入れてドボンとつける。10日に1度はその水に液肥を入れて。室内で楽しむのは週2日だけ。あとは外で陽に当ててやらないと枯れてきます」と栗谷本さん。「植物は伸びたいように伸びていく。まっすぐしようとしないで。その味を楽しみましょう」。健康管理はしっかり、そしてありのままを受け止め楽しむ術......栗谷本さんのお話には、私たちの生き方をも考えさせられる。
 「コケ玉の管理の仕方まで聞けたのがよかった。陽に当てていいなんて知らなかった(70代女性)」

11:50~

植物のお話

 「お皿にのっている実を半分に割ってみてください。サルナシといって、野生のキウイです。完熟するとおいしい。ニュージーランドのキウイはシナサルナシを改良したものなんですよ」「山吹の茎も見てください。切って真ん中のスポンジみたいな芯を取り出して、笛にできます。子どもの頃、釣りの浮きにして遊びました」。栗谷本さんのお話にぐっと入り込む参加者。続いてミニ盆栽をいくつか取り出し「使わなくなった湯呑みなどの底を、先のとがった金槌でコンコンと根気よく叩いて穴をあけるとこんな植木鉢に。そこへ直接種をまく。これから種を採るにはいい季節。ぜひおうちでもやってみてください」。
 最後は栗谷本さんの手作りおもちゃで大人も子どもも大盛り上がり!
 「これから自然の中に行ったとき自然を見る視点が変わると思う。植物に俄然興味が湧いた(30代男性)」

子どもも大人もワクワクするお話
12:30~

山の幸バイキング

 お待ちかね、山の幸バイキングの昼食へ。栗おこわや山菜の天ぷらなどの郷土料理や、トマトのフライなどのオリジナル料理、地元の手作りこんにゃくなどの特産品も盛り込まれた12種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、サラダバー、ブルーベリー・ムラサキイモ・バターナッツカボチャを使った3種類の地産地消スイーツも大好評。

13:40~

栗拾い体験

 「人が早いかイノシシが早いかの競争を毎日やっています。一つ残らず拾ってもらうと、イノシシの餌がなくなって、明日からイノシシが来なくなるので頑張って拾ってください!」と村雲さん。腰に籠をつけて徒歩で約5分。栗畑に到着すると早速栗拾いスタート!拾った分だけ参加者で山分けなので、参加者も懸命に畑の中を探し回る。賞品がかかった大きい栗コンテストの栗探しも熱戦が繰り広げられた。
 「栗のイガが痛かった。おばあちゃんに栗ごはんを作ってもらうのが楽しみ(小5女子)」

大きい栗、拾ったよ!
14:30~

栗きんとん作り

 栗きんとん作りに挑戦。30~40分塩茹でにした栗を半分に切って中をくりぬき、砂糖を混ぜたら電子レンジで軽く温めて混ぜて絞るだけの超簡単レシピ。
 「こんなに簡単にできるなんてびっくり!また作ってみたい(70代女性)」

おみやげの分までできました
15:05~

閉会式

 最後にコンテストの結果発表!大きい栗1位は男性35g、女性はなんと45gのビッグサイズ。それぞれ5位まで、男性は1位2位同率2人ずつを表彰。女性は、4位同率3人、5位同率4人という接戦で、皆さんに栗谷本さんから手作り楽器やおもちゃ、カトラリー、ブレスレットやキーホルダーなどの賞品が手渡された。また、9月の誕生日の方にも栗谷本さんからのプレゼントがあり、皆さんで祝福!おみやげは昨年を大きく上回る一人当たり650g!「人生はタライの水の原理です。タライの水を自分の方にかき寄せると向こう側に流れていく。でも水を向こう側に押し出すと水は自分の方に帰ってくる。自然に感謝し、周りの人にありがたいという気持ちでお互い欲を出さずに暮らしましょう。今日は一日ありがとうございました」と栗谷本さんがあいさつ。
 「植物の枝の切り方や、種の採り方などたくさん勉強になった。うちでもやってみたいし、楽しんでもっと生きようと思った(80代男性)」

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