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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
プリザーブドフラワーと木の実でアレンジ 茶摘みとワラビ採り体験(三河地区)

平成27年6月6日(土)晴れ
参加者 23組54名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他、佳作・入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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まばゆいばかりの新茶の緑に、目も心も癒される東白川村の初夏。お茶の季節も終盤に差し掛かり、心地良い季節を五感のすべてで感じながら、リフレッシュした一日となった。

10:35~

開会式

 こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のタイムスケジュールが案内され、村役場からのサプライズゲスト、松岡安幸参事から歓迎の挨拶。「東白川村は面積の9割が山林で東濃ヒノキを生産しており、人口の4割が高齢者。最先端をいっております(笑)。6月20日はアユ漁解禁で訪れる人が増え、村も活気が出てきます。8月1日からは観光協会が小学5年生~高校生を対象にしたアユ釣り体験募集も行います。今日は気温も上がりそうです。体調に気をつけて楽しんでください」との言葉をいただく。案内人の菊池千春さんが紹介され「東白川村は個人的にもキャンプや川遊びなどでよく来るんですがとてもいいところ。魅力を発見していってください」と挨拶された。

10:55~

プリザーブドフラワーのアレンジ

 体験工房味彩へ移動して、早速案内人の菊池さんによるプリザーブドフラワーのアレンジを体験。
 「最近、お花屋さんなどでよく見かけます。漂白してから色を入れていますが、まるで生花のような美しさが特徴です。デパートでも売れるような作品を作っていってください」。完成品のアレンジを見ながら菊池さんからの説明を聞く。
 材料のプリザーブドフラワーは初夏にふさわしいアジサイとバラ。他にオーガンジーのリボンやパールビーズなどをアクセントにして夏らしく涼やかに仕上げていく。
 まずは白いアジサイと緑のアジサイ、ピンク・赤・黄・オレンジなどのバラ、リボン、それぞれにワイヤーを巻き付けて土台に刺す準備をする。続いて発泡スチロールに木工用ボンドをつけながら、白い小さな花器の中へ詰めていく。これは花器が倒れても中身が飛び出さないようにする工夫。さらに上から紙粘土を詰めてオアシスのような土台が完成。

菊池さんにしっかり教わる

 いよいよプリザーブドフラワーやリボン、パールのワイヤー部分に木工用ボンドをつけながら土台に刺していく。「こんもりとコンパクトにまとめるのがコツです」。菊池さんにアドバイスをもらいながら、参加者全員、時間内に素敵なプリザーブドフラワーのアレンジを完成!会場は大満足の笑顔で埋め尽くされた。
 「自分だけのオリジナル作品を作ることができて楽しかった。花の色を考えながらバランスよく刺すのは難しい。うまくできたので家で飾りたい(40代男性)」

大満足の出来映え!
12:30~

山の幸バイキング

 山の幸バイキングの昼食は、朴葉ずしなどの郷土料理や、今が旬の茶葉やヨモギ・ウド・アマナなど山菜の天ぷら、わさびパスタなど自家製オリジナル料理まで盛りだくさんの10種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、ヨモギ・桜・お茶を使ったオリジナルスイーツも3種類。山菜やトマトなど地元の旬の素材や特産品がてんこもりの料理に参加者は大満足!
 「山菜の天ぷらも朴葉ずしも地元に来ないと食べられない味(70代女性)」

13:35~

茶摘み体験

 東白川村の村雲さんから、「一芯二葉(いっしんによう)」で爪を立てずに手摘みする茶摘みの方法を教わる。爪を立てると傷つき酸化するので、指の腹でポキンと折るのがポイント!腰に籠をつけて茶畑まで歩く。ササユリや鹿が角を研いだ木を横目に山道を抜けると四十数年間無農薬栽培の地元農家の茶畑が。"やぶきた"という品種の茶摘みを体験する。今年は4月に雨が多かったが、その後好天が続いて一気に伸びたつややかな新芽。畝の間に入っていき、自然の恵みに感謝しながら茶摘みを楽しんだ。ハサミに網袋がついた道具で刈る"手刈り"や、モーターのついた機械で刈る"機械刈り"なども体験し、最後は茶畑の中で元気一杯に記念撮影。
 「ウグイスのさえずりを聞きながら茶摘みをした。自然の中に入るだけで幸せを感じられた(70代女性)」

今年最後の新茶を手摘みで
14:05~

ワラビ採り体験

 「栽培しているんですか?」。こもれびの里にはこの時期見渡す限りワラビが生えているため、そんな参加者からの質問が絶えない。下草刈りや計画的な収穫など、スタッフの懸命な管理によって維持されているもので、参加者総勢約50名で採っても大満足の収穫量。次から次へと採りたくなってしまうのもワラビ採りの醍醐味。そして今回もワラビの長さコンテストを開催。葉っぱの出たワラビの長さを競うもので、夢中になって探していた。
 「うちで下調べをしてツチノコに会えるといいなと思って来た。会えなくて残念だった(小学4年生女子)」

たくさん採れたぞ~
14:50~

ワラビ餅と白川茶で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビ粉(ワラビの根からとれる)を使ったモチモチのワラビ餅を、白川茶の新茶と共に味わった。村雲さんからおいしいお茶の淹れ方の実演があり、新茶とワラビのアク抜き用のワラ灰という貴重なお土産もいただく。
 続いて、熱戦が繰り広げられた今年のワラビの長さコンテストの表彰では、1位は昨年の記録を更新する2m43cm!3位までの入賞者に賞品が手渡された。
 「プリザーブドフラワーは直射日光を避け、裏に今日の日付を書いて飾ってください。皆さん個性的で素敵な作品に仕上がりました。おうちに飾って雰囲気を明るくしてください」と菊池さん。
 お腹一杯、おみやげ一杯、思い出一杯、胸一杯の一日となった。
 「短い時間の中でたくさんの体験ができ、子どもが参加しても飽きずに楽しめる工夫がされていて感心した。キャンプに行っても自然の楽しみ方はなかなかわからないので、いい体験ができた(30代女性)」

新茶を心ゆくまで味わって
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