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自然体験

自然体験 | 組合員レポート

山村たいけんin東白川
ドライフラワー花リース・花ハガキ作り&茶摘み&ワラビ採り体験(三河地区)

平成26年6月14日(土)晴れ
参加者 23組53名

  • 案内人/菊池千春さん
    岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2000年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他佳作、入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。ちいさな子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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東白川村の中央を流れる清流白川では、今日から鮎釣り解禁。東白川村の夏の風物詩でもある太公望の姿があちこちに見られ、本格的な夏の訪れを告げていた。

10:40~

開会式

 こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介がされた。続いてサプライズゲスト、今井俊郎村長より歓迎の挨拶。「ここ東白川村は四方を1000m弱の六つの低山に囲まれている山の村です。山からの豊かな水に恵まれ鮎釣りのメッカとしても知られる水の村でもあります。明治時代に行われた廃仏毀釈運動によって寺が排除され、以来、寺のない村としても知られています。豊かな自然こそが自慢の村です。今日は存分に自然を満喫していってください」と言葉をいただく。案内人の菊池千春さんが紹介され「今日は、昨年の秋に収穫したアジサイでリースを作ります。雨に打たれて頑張って残ったいとおしいアジサイを、美しいリースに仕立てて飾っていただけたらと思います」と実物を見せていただき、参加者の期待が膨らんだ。

11:10~

ドライフラワー花リース&花ハガキ作り体験

 味彩工房へ場所を移し、最初の体験「花リース作り」に挑戦!
 案内人の菊池さんから説明を聞く。「今日は、サンキライのツルをリースの土台として使います。西洋アサガオやトケイソウのツルなどでも代用できます。花はアジサイを中心に、3種類のプリザーブドフラワーと5種類のドライフラワーを使います」

菊池さんに花のお話を聞きながら

 シックなアジサイの上に彩りを添えたのは、ポアプランツ、シャリンバイ、ナンキンハゼ、ライスフラワー、センニチコウ、カスミソウ、ラグラス、ピンクペッパー。なじみのある花や、初めて見る実に参加者同士で話の花が咲く。「センニチコウやアジサイは家でも置いておくだけで簡単にドライフラワーにできるのでぜひ挑戦してみてください」と菊池さん。

自然を見る目が変わりそう

 続いて花ハガキ作りの体験へ。菊池さんお手製の色鮮やかな押花が配られると参加者の間からは「きれいー」とため息交じりの歓声が上がる。チドリソウ、ワスレナグサ、ビオラ、メラスフェルラ、シダ、カルミア、フロックス、ミニバラ等々、どうやったらこんなに美しい押花ができるのかという質問が菊池さんに集中し、参加者の意欲を刺激したようだ。
 「毎月、庭の花の写真を撮ってハガキを出し合っている友人へ送りたい(70代男性)」「渡した相手が喜んでくれるように作った(小学5年生男子)」

12:30~

山の幸バイキング

 山の幸バイキングの昼食は、朴葉ずしなどの郷土料理や、地元特産の手作りこんにゃく、鳥の地味噌オーブン焼きなど自家製オリジナル料理まで盛りだくさんの12種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、オリジナルスイーツも3種類。茶葉や山菜など地元の旬の素材をふんだんに使った料理に参加者は大満足!
 「イタドリの天ぷらや、山ぶどうのパウンドケーキはほかでは食べられない。地元の素材にこだわった丁寧な料理に出会えて感謝、感激(70代女性)」

13:30~

茶摘み体験

 昼食を終え、茶摘みとワラビ採りへ出発!東白川村の村雲さんから、俗にかぶれの木と呼ばれるヤマウルシの木を教わり、「一芯二葉(いっしんによう)」で爪を立てずに手摘みする茶摘みの方法を教わったら、腰に籠をつけて茶畑まで歩く。40数年間無農薬栽培の地元農家の茶畑で"やぶきた"という品種の茶摘みを体験する。おそらく昔の人もそうしたであろう、互いの話に花を咲かせながら参加者同士茶摘みを楽しんでいた。ハサミに網袋がついた道具で刈る"手刈り"や、モーターのついた機械で刈る"機械刈り"なども体験し、最後は茶畑の中で記念撮影。

新芽をポキッと折る触感が心地いい
14:15~

ワラビ採り体験

 まるで栽培しているかのように、こもれびの里には一面にワラビが生えている。下草刈りや計画的な収穫など、スタッフの懸命な管理によって維持されているもので、参加者総勢約50名で採っても大満足の収穫量だ。ワラビの長さコンテストに向けて葉っぱの出た長いワラビ探しに専念する参加者も!
「盛りだくさんの体験だが、ゆったりしている。こんな旅ほかにはないと思う(50代女性)」

大収穫に大満足
15:25~

ワラビ餅と白川茶で一服&閉会式

 ワラビ採りの後は、ワラビ粉(ワラビの根からとれる)を使ったモチモチのワラビ餅を、白川茶の新茶と共に味わった。村雲さんからおいしいお茶の入れ方を教わり、新茶とワラビのアク抜き用のワラ灰という貴重なお土産もいただく。
続いて、熱戦が繰り広げられた今年のワラビの長さコンテストの表彰では、1位はなんと昨年の記録を大幅に更新する2m67cm!3位までの入賞者に賞品が手渡された。
 「ぜひ、今日作ったリースとハガキは大切にしまいこまず、使ってください。アジサイのリースは日光の当たるところを嫌がるので、室内の暗めの場所に飾ってくださいね」と菊池さん。
 自然の恵みに感謝し、多くの喜びをもらった一日となった。
 「自然の中で過ごせて、ごはんも本当においしくて、おもてなししてもらったという感じがした(60代女性)」「夫婦水入らずで落ち着いて過ごせた。観光中心の旅とは違うところが心に響いた(60代男性)」

ワラビ餅、いただきまーす
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