自然体験 | 組合員レポート
山村たいけんin東白川
木の実ネイチャークラフト体験&茶摘み&ワラビ採り体験(三河地区)
平成25年6月1日(土)くもり
参加者 27組60名
- 案内人/菊池千春さん
岐阜県郡上市明宝出身。名古屋市緑区在住。2000年世界押花芸術協会奨励賞、2001年和歌山県教育委員会賞、2003年長野県知事賞。その他佳作、入選多数。現在、自宅アトリエにて押花教室を開催。子どもから年配の方まで幅広く指導している。
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例年に比べ、涼しい初夏を迎えた東白川村。特産の白川茶も新茶の収穫がずいぶん遅れて始まった。新緑まばゆい季節に、自然の中で思う存分リフレッシュした一日となった。
10:40~ |
開会式
こもれびの館にて、東白川村の村雲和裕さんより本日のスケジュールと村の紹介がされた。続いて案内人の菊池千春さんが紹介され「私は岐阜県の明宝村(現在は郡上市)出身なので、お茶摘みやワラビ採りは家の手伝いとしてやってきました。今日は午前中のキャンドルスタンド作りの後、お茶摘みやワラビ採りを参加者のみなさんと一緒に楽しみたいと思います」とあいさつ。 |
10:55~ |
木の実ネイチャークラフト体験
味彩工房へ場所を移動し、最初の体験「木の実ネイチャークラフト」に挑戦!
グループごとに分かれたテーブルの上には素敵なキャンドルスタンドが置かれており、参加者の間からは「わ~、かわいい!これを作るの?」と早速、期待の声が上がる。
案内人の菊池さんから説明を聞く。「今日は、プリザーブドフラワーや乾燥した木の実を使って壁掛けにもキャンドルスタンドにもなるクラフトを作ります。最初に、木の実に針金をくくりつけて下準備をしていきます」
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菊池さんの手にかかると、木の実がおしゃれなアートに |
今回使う木の実は、コノテガシワ、ドングリ、カシュリナ、ブナ、ツガ、コマツ、メタセコイヤ、八角、シナモン、ナンキンハゼ、ヒノキ。初めて見る素材に驚いたり、身近な素材がクラフトに使えることに気づいたり。参加者の反応は様々。
木の実に針金をくくりつけて下準備が整ったら、次は土台作り。オアシスのように軽い紙粘土を細長く伸ばしてリング状にし、丸いコルクの板に固定する。あとは、モス(外国産のコケ)を粘土の土台に広げてボンドでくっつけ、ソーラーローズ(木の皮で作ったプリザーブドフラワー)、木の実をまんべんなく刺していく。
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真剣なまなざしで |
「クリスマスシーズンだけでなく、梅雨時にアロマキャンドルを灯して使ってください。リフレッシュできますよ」と菊池さん。
「難しいから楽しかった(小学3年生男子)」「すごく集中して少年のような気持ちで取り組めた(20代男性)」「森の妖精をイメージして作った。こういう世界、大好き(30代女性)」
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すごくかわいくできたよ! |
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12:30~ |
山の幸バイキング
レストラン味彩に東白川村の安江眞一村長が駆けつけてくださり「岐阜県では今や村長は二人だけ。我が村にはツチノコがいまして、毎年ツチノコを探すイベントを開催しています。一度お出かけください」と歓迎のあいさつをいただく。山の幸バイキングの昼食は新茶の天ぷら・鶏ちゃんなどの郷土料理や、地元特産の手作りこんにゃく、トマトとニンジンとジャガイモのポタージュなど自家製オリジナル料理まで盛りだくさんの10種類のメニューのほか4種類の自家製カレー、オリジナルスイーツも3種類。お茶など地元の素材をふんだんに使った料理に参加者は大満足!「お腹いっぱい食べてももたれない。派手さはないが、どれもおいしかった(60代男性)」 |
13:40~ |
茶摘み体験
「今年は春が寒くてお茶の新芽もワラビも生育が遅く、先週からようやく収穫できるようになりました」東白川村の村雲さんから話を聞き、自然の恵みのありがたさをかみしめる。俗にかぶれの木と呼ばれるヤマウルシの木を覚え、茶摘みの方法を教わり、腰に籠をつけて茶畑まで歩く。四十数年間無農薬栽培の地元農家の茶畑で“やぶきた”という品種の茶摘みを体験する。つやつやのおいしそうな新芽を昔ながらの方法「一芯二葉(いっしんによう)」で手摘みする。
摘んだ茶葉はおみやげに。自家製のお茶を作るもよし、天ぷらにするもよし。ハサミに網袋がついた道具で刈る“手刈り”や、モーターのついた機械で刈る“機械刈り”なども体験した。茶摘みの最後は茶畑の中で記念撮影。
「茶摘みは生まれて初めて。ポキッと折る感触が楽しい(60代女性)」「やってみて、これを仕事にしている人は大変だと感じた。大事にいただこうと思った(50代女性)」
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これが新茶だよ |
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14:30~ |
ワラビ採り体験
「栽培しているんですか?」と毎年参加者の質問があるほど、こもれびの里には一面にワラビが生えている。スタッフの下草刈りなど、懸命な手入れによって維持されているものだが、参加者総勢60名で採っても大満足の収穫量だ。ワラビの長さコンテストもあるので、葉っぱの出た長いワラビも懸命に探した。
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長いのが採れたよ |
「見つけた瞬間が "おーっ"と思い、すごく楽しい(小学5年生男子)」
熱戦が繰り広げられた今年のワラビの長さコンテストの表彰では、1位は背丈よりも高い209cm!3位までの入賞者に賞品が手渡された。 |
15:15~ |
ワラビ餅と白川茶で一服&閉会式
ワラビ採りの後は、ワラビ粉(ワラビの根からとれる)を使ったモチモチのワラビ餅を、白川茶の新茶と共にいただく。村雲さんからおいしいお茶の入れ方を教わり、新茶とワラ灰のお土産もいただく。「ワラビのアク抜き用のワラ灰もお持ち帰りください。最近はコンバインでバラバラにして田んぼに撒いてしまうので、農家から“はざかけのワラ”を入手し燃やして作っている貴重なワラ灰です」と村雲さん。ワラ灰は毎回参加者に「うれしい!」と大好評。続いて「天気に恵まれ、涼しくて快適でした。クラフトは家族にお土産話と共に自慢して、お部屋に飾ってください」と菊池さん。
自然に触れ、その中で一日過ごすことで元気をもらった一日となった。「今日一日、心から楽しんだ。こんな幸せな日はない。10年ぐらい長生きした気分(70代男性)」
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新茶の味は格別! |
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