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インターネット公開文化講座

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日常会話に役立つイタリア語

石黒 秀嗣

レッスン2 お礼とお詫びの会話


キオスク(Edicola)

レッスン2 お礼とお詫びの会話

A.『ありがとう!』(Grazie!)

Grazie mille!又はMille grazie!(大変ありがとう!)
ミッレ グラツィエ

Grazie di tutto!(いろいろありがとう!)
グラツィエ ディ トゥット

Grazie davvero!(本当にありがとう!)
グラツィエ ダッベーロ

Grazie a Lei!(ありがとう!あなたのおかげです)
グラツィエ ア レイ

La ringurazio di cuore.(ここから感謝します)
ラ リングラ-ツィオ ディ クオーレ

Grazie!は、日常会話のいろいろな場面でよく使われる言葉です。イタリアでは言葉によるコミュニケーションが大切だと思います。気持ちを言葉で表すことが大切だと思います。またイタリア人は会話の中に、様々な身振りや手振りなどを交えながら会話をします。そういうジェスチャーもイタリア人からするともう一つの言葉、すなわちボディーランゲージであり、表現力をアップするには必要であると思います。イタリアでは、気持ちだけでは相手には通じません。感謝を表す言葉をはっきりと聞こえるように言ってください。そうすれば相手も「どういたしまして」(Prego!)と答えてくれます。Grazie!Prego!はセットで覚えましょう。
その他に「どういたしまして」にあたる言葉には、Figurati!とか、「たいしたことありません」(Prego, non c'è di che.)、「何でもありません」(Di niente)、「とんでもありません」(S'immagini!)などがあります。

「ありがとう」(Graie!)と言う言葉は会話の中でよく使われる言葉だけに、これだけだと弱くなる場合もあると思います。そこで「大変ありがとう!」と言いたいときに、「大変」にあたる言葉tantomoltoという形容詞を付けて、Tante Grazie! Molte grazie!と言います。その他には「無限の・限りない」を意味するinfinitoや数字の「千」を表すmilleを使ってGrazie infinite!とかGrazie mille!(又はMille grazie!)と言うこともあります。

あることについてお礼を表す表現「Grazie di(又はper)...」を覚えましょう。

Grazie della mail.(メールありがとう)
グラーツィエ デルラ メイル

Grazie per l'invito.(ご招待ありがとう)
グラツィエ ペル リンヴィート

Grazie per il regalo.(プレゼントありがとう)
グラツィエ ペル イル レガーロ

Grazie per la cena.(夕食ありがとう)
グラツィエ ペル ラ チェーナ

Grazie del pensiero.(お気遣いありがとうございます)
グラツィエ デル ペンシエーロ

「感謝する」という動詞rinngraziareを使っても表すことが出来ます。表現としては少し堅くなりますが、感謝の気持ちを表すときによく使います。

La ringrazio molto.(本当にありがとうございました)
ラ リングラツィオ モルト

La ringrazio di tutto cuore.(心からあなたに感謝します)
ラ リングラツィオ ディ トゥット クオーレ

La ringrazio per la Sua gentilezza.(ご親切ありがとうございました)
ラ リングラツィオ ペル ラ スア ジェンティレッツァ

La ringrazio per il Suo aiuto.(助けて下さって、ありがとうございます)
ラ リングラツィオ ペル イル スオ アイウート

Non so come ringranziarLa.(何とお礼申し上げてよいかわかりません)
ノン ソ コーメ リングラツィアルラ

B.『すみません!』(Scusi!)

Mi scusi!(ごめんなさい!すみません!)
ミ スクージ

Mi perdoni!(お許しください)
ミ ペルドーニ

Chiedo scusa.(申し訳ありません)
キエード スクーザ

Mi scusi del ritardo.(遅れて、申し訳ありません)
ミ スクージ デル リタルド

Mi scusi del distrubo.(お邪魔してごめんなさい)
ミ スクージ デル ディストゥルボ

Permesso?(すみません!通してください!)
ペルメッソ

文法の基礎知識

scusi!は、丁寧なあなたに対して(Lei三人称単数)「ごめんなさい」。しかしscusa!は、親しい間柄の人に対して(tu二人称単数)「ごめんね!失礼!」と言います。しかし人に尋ねたりするときの会話でよく使う「あの!すみません!」Senta!は、反対にsenta!が丁寧な表現で、senti!が親しい相手に対して使います。これは動詞の命令形で、人称によって語尾変化します。scusare「許す」、prendere「取る」、sentire「聞く」という動詞の命令形は、語尾が‐ere動詞又は‐ire動詞の場合、二人称の語尾変化は‐i(prendi, senti)となり、三人称(丁寧なあなたに対して)は‐a(prenda, senta)となります。しかし語尾が‐are動詞の場合は、反対になり二人称が‐a(scusa)となり、三人称が‐i(scusi)となります。例えば、レストランでウエイターさんに声をかけるとき「あの!すみません!メニューおねがいします」(Senta! Scusi! il menù, per favore!)と言います。命令形の語尾に注意して使いましょう。
Mi scusi!Scusi!も同じ意味で使います。miがついていると、自分のことが含まれてくるので、少し丁寧な口調となります。人に道や場所を尋ねたりするときはScusi!で十分だと思います。人に迷惑をかけたりするときは、出来たらMi scusi!と言った方がよいと思います。

上の例文のPermesso?は、バスなど混んでいるとき、Scusi! Permesso!「すみません!通してください!」と言って人垣をかき分け通っていきます。周りの人がPrego!「どうぞ!」Avanti!「前に」と言って通してくれますので、Grazie!「ありがとう!」と言って進んでください。

Mi dispiace!「ごめんなさい!」「残念です」「お気の毒です」などの意味です。英語のI'm sorry.と同じ使い方をします。お詫びを表す言葉というより、残念であるとか遺憾の意味が含まれます。

Mi dispiace, ma oggi non posso andare con te.(ごめんなさい!今日は一緒に行けません)
ミ ディスピアーチェ マ オッジ ノン ポッソ アンダーレ コン テ

【謝られたときに返す言葉】

Prego!(どういたしまして!)
プレーゴ

Di niente!(何んでもありません!)
ディ ニエンテ

Non fa niente!(何でもありません!)
ノン ファ ニエンテ

Ma si figuri!(いいえ、とんでもありませんよ!)
マ シ フィグーリ

Non si preoccup!(ご心配なく!)
ノン シ プレオックピ

Non è colpa sua.(あなたのせいではありませんよ!)
ノネ コルパ スア


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