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中国語講座

愛知大学名誉教授 中日文化センター中国語講師
陶山 信男

簡単に覚えられる発音の要領

中国語の表現には漢字を用いる。現在使用している簡略化した漢字を「簡体字」と言い、これに対して簡略化される前の複雑な漢字のことを「繁体字」と言う。そして発音の表記にはローマ字を用い、それは"音ピンイン"と言う。

◎ 四声の例


  組み合わせる

◎ 発音の要点

(1)発音の表記はローマ字を用いる。発声については下記のいくつかの特殊な発音以外は、ほとんどが英語の発音で間に合います。
〔e〕口を半ば開いて、唇を丸めないで、日本語の「イ」の口の形で、のどの奥から「オ」の発音をする。※ただし、i+e、u+eの場合は日本語の「エ」と発音すればよい。
〔q〕日本語の「チ」と発音する。
〔x〕日本語の「シ」と発音する。

(2)捲舌音
捲舌音には次の四つの発音がある。
〔zh〕〔ch〕〔sh〕〔r〕
捲舌音は舌の先を上の歯茎の裏のなるべく後方に付け(ちょうど熱いものを食べて、火傷した上あごを舌先で触るような格好で)「ぢ」「ち」「し」「り」と発音する。

(3)鼻音
鼻音の〔-ng〕は、鼻にぬけるように発音する音。丁度日本語の「新聞」(しんぶ)の「ぶ」、「温泉」(おせん)の「お」のように発音する。本講座では平仮名の[ん]で表す。

〔感謝の言葉〕

ありがとう。
お手数をお掛けしました。
どういたしまして。
なんでもない。  
ご心配かけました。  
大丈夫です。  
気にする必要はない。  

〔おわびの言葉〕
すいません。
申し訳ない。
お待ちどうさま。
お疲れ様。
はい。そうです。
いいえ。違います。
(どうぞ)遠慮しないでください。
お邪魔しました。

〔ちょっとひと息〕

中国人のあいさつは、日本人と同じようにお辞儀をするのが普通ですが、「握手」は日本人よりもずっと普及しています。ほとんどの場合は<!>と言いながら、お互いに手を差し伸べ握手をします。


☆ 次回は、中国語の基本文型を説明します。

中国語講座
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