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和紙ちぎり絵

平野流和紙ちぎり絵代表
平野 滋子

遠近感を出すには

遠近感を出す時には、極薄紙を使います。風景などは遠い場所から貼り薄紙の重ね貼りでメリハリを作ります。花びらの重ね貼りは板締めの染めのぼかしを上手く利用します。葉は緑にしても何色も使うと遠近感がでて絵の広がりが出せます。

作り方や貼り方は、色々な作品によって違いはありますが、和紙の手羽や特徴を活かし製作するので、立体的なおかつ奥深く和紙に親しめて、初心者の方々でも楽しく作りあげることができます。

作品は色紙のものから4号 6号 8号 10号 20号 他...
変わったものでは、ミニ色紙 短冊 掛け軸 屏風 などもあります。

ここで、実際にちぎり絵を行っている生徒さんからのお手紙を紹介します。

 お勤めをしながら、週末の家事の合間に、ちぎり絵の仕上げと張りのある充実した日々を送っています。繊細な和紙の持味を生かしながら、一つの作 品が出来上がる喜びを知って、月二回のお稽古日が何よりの楽しみとなってます。とにかく明るいお教室でやさしい先生方のご指導の元十二年もの歳月が過ぎ作 品もたくさん出来ました。今では私の活力源となっています。これからも楽しみ乍ら先生方のお力をおかりして、良い作品を残していけるように頑張っていきた いと思っています。

 何か趣味を持ちたいという思いがかなったのは、70歳になってからでした。
 中日文化センターの 「平野流和紙ちぎり絵」の講座に入り、先生のご指導のもと、コツコツと楽しむうちに10年が過ぎました。
 趣味を通してボランティアにも参加し、近所の信金で作品展を開いたりもでき、自分の世界が広がっています。
 なによりも、いろいろなお友達に恵まれ、一緒に制作できることが幸せです。

簡単に、長く続けられる趣味です。皆さんも是非始めませんか。
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