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暮らしに役立つ筆跡診断

日本筆跡診断士協会認定 筆跡診断士
滝口 弓美子

字間のつまり加減でわかる、せっかち度

年賀状が届くこの時期、手書きで届く年賀状が少なくなってしまったのは残念ですが、お手元に届いた手書き年賀状で、今までの掲載項目をおさらいしてみてはいかがでしょう。
今回は、今年の干支"ねずみ"にちなんで、ちょろちょろ動き回るせっかち度を診断!字と字の間のつまり加減でわかります。

【せっかちな字間つまり型】

前後の文字の間隔は、深層心理的には時間の間隔を表します。この字間がつまればつまるほど、時間の経過に敏感で、ひとつの文字を書き終えたらすぐに次の文字に移るということは、早く次のことに取り掛かりたい、思い立ったらすぐに行動しないと気がすまないという意識の現われです。特に忙しい人に多い書き方で、字と字の間隔がつまるだけのうちはいいのですが、あまりにも忙しすぎて、前の文字とぶつかるようになってきたら、事故などにも要注意です。回し車を走り続けるハムスターのように、一所懸命走ってもエネルギーの消耗だけということのないように、ゆったりした気持ちでいることも大切ですね。長嶋監督、アイドル時代の松田聖子さんも字間つまり型でした。

【のんびりゆっくり、字間あき型】

前項のせっかちな"字間つまり型"とは対照的に、前後の文字の間を広く開ける人は、ひとつのことを為し終えると、一呼吸おいてから次のことに取り掛かる落ち着いたタイプ。周囲がせわしなく動いていてもおかまいなく、自分のペースを崩しません。ゆったりのんびりで、まわりをイライラさせてしまう場面もあるかもしれませんが、本人には響いているかどうかわかりません。せかせかした世の中で、自分のペースを貫けるのは、一種の特技でストレスを感じることも少ないでしょう。人生を長い目で見た場合、こういうタイプの人のほうが強いのかもしれません。

メジャーリーグで活躍中の松井秀喜選手も字間あき型。聞くところによると、彼は遅刻も多いマイペース王!周りに振り回されない図太さが強みでしょう。極めつけなのは、彼の著書名『不動心』...のんびりマイペースが進化すると、メジャー級の強靭な精神力となるのです。

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