インターネット公開文化講座

カラーコーディネーターに聞く色の活用術

上手なヘアカラーの選び方

 日本人女性のヘアカラーは、近年ではファッションの一部としてスタイル化されてきました。黒髪を明るく見せるだけの時代は終わり、自分に似合う髪色にしたい、自分のイメージの髪色にしたいと望んで、美容院に行ったり、市販のヘアカラー剤を探す方がほとんどだと思います。美容師さんや店員さんが、皆さんの似合う色をアドバイスしてくれれば良いのですが、「どんな色にしましょうか?」と聞かれて、困ってしまった経験はありませんか?
 どんな髪色が似合うかは、人それぞれ違います。せっかく髪を染めたのに似合わなかった、なんてことにならないためにも、自分に合った髪色を選ぶ知識を身につけましょう。また、明るさも間違えないように気をつけましょう。明るくなった髪を暗くすることは簡単ですが、暗くなった髪を明るくすることは出来ません。
 まずは、自分の髪質を知りましょう。髪の毛の色はコルテックス内に存在するメラニン色素の種類、大きさ、量によって決まります。毛乳頭のまわりにある毛母細胞の間にはメラノサイト形成細胞という色素細胞があり、これが髪の色をつくるメラニン色素を作り分泌します。メラニン色素には、ユーメラニン(黒褐色系)とフェオメラニン(黄赤色系)の2つがあります。ユーメラニンが多ければ黒髪。少ないとブロンド。茶髪は中間ということになります。ユーメラニンもフェオメラニンも無い状態が白髪です。年を取るとメラニン色素を生成する能力が欠乏し白髪になります。
 髪の太さや硬さは、髪の大部分を占めるコルテックスの状態で決まります。コルテックスの量が多いと、髪は太くなり、少ないと細くなります。多くの場合、太い髪は硬いという傾向がありますが、これは、髪の直径が大きくなる分、曲がりにくくなることが主な理由です。日本人の髪は黒髪と思われがちですが、実際には茶褐色で、髪質も色味も明るさも様々です。
 黒い・硬い・多い・太い髪質の方は、メラニン色素の量が多いので、赤みが出ます。
 茶色い・軟らかい・少ない・細い髪質の方は、メラニン色素の量が少ないので、黄みが出ます。ヘアカラー剤は、明るさを選びながら、自分の髪の毛に何色が出やすいかを知っておきましょう。また、自分の肌や瞳の色などをもとにしたパーソナルカラーからヘアカラーを選ぶと顔色が良く、健康的に見えます。
 肌の色がベージュ系やオークル系で瞳が茶色の方はイエローゴールド系、カッパーブラウン系、イエローマット系などがお薦めです。

イエローゴールド系
カッパーブラウン系
イエローマット系

 また、シックで大人っぽい雰囲気の方は、マット系やアッシュブラウン系も良いでしょう。

マット系
アッシュブラウン系

 肌の色がピンク系で瞳の色が黒に近い赤褐色の方は、レッド系、レッドバイオレット系、ブルーアッシュ系などがお薦めです。

レッド系
レッドバイオレット系
ブルーアッシュ系

 肌の色や瞳の色が明るい方は明るめの、暗い方は暗めの色を選ぶと自然に見えます。また眉の色と髪色の色や明るさがかけ離れていると不自然なので気をつけましょう。
 髪色が変わるだけでとイメージが変わり、おしゃれが楽しくなります。是非、似合う髪色で素敵に変身してみてください。


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