愛知県共済

インターネット公開文化講座

文化講座

インターネット公開文化講座

カラーコーディネーターに聞く色の活用術

栄中日文化センター講師
竹内 ゆい子

色彩心理療法(カラーセラピー)

 カラーセラピーと聞くと、近代的なイメージを持ちますが、光や色彩を使って人を治療した起源は古く、古代エジプトでは太陽の光を使い特定の色の光線が差し込むような部屋を作り、その光を使い治療していたと言う記録も残っているそうです。また、インドでは5千年前から続くアーユルベーダと言う思想(伝統医療)の中で人間のエネルギースポット(チャクラと呼ばれる一種のつぼのような部分)をそれぞれ色分けし治療に活用しています。現代のカラーセラピーが生まれたのは1970年代頃のアメリカが中心です。当時ヒッピーブームで精神・心理の世界への興味・回顧の流れの中、これらの科学的見地からのアプローチも高まってきました。そして、色彩心理学を元に体調・精神の治療を目的としたカラーセラピーが確立されていったのです。現在では、カラーセラピーも色々な種類がありますが、今回は虹の七色をあてたチャクラ・ヒーリングによるカラーセラピーを紹介します。
 カラーセラピーとは、健康、バランス、そして幸運を促進するために、人間の体の中に色彩光線を取り入れる技術です。色光のエネルギー、すなわちオーラが出入りする通路の入り口がチャクラです。もしチャクラの働きが悪ければ生命エネルギーであるオーラがスムーズに体を出入りしにくくなり、エネルギーのバランスは不足したり過剰になったりして崩れます。チャクラが正常に働いていればオーラからの情報が受け取りやすくなりますから、自分の本質や使命、潜在能力などの情報を得ることもできます。今はオーラの写真撮影が可能ですので、オーラが見えない方でもそれを見ればチャクラの状態や健康状態・精神状態など、自分自身の状態がわかります。体調や精神状態はオーラに反映されるのですが、良くない場合はオーラに異常が現れます。その場合、オーラはくすんだり濁ったり、黒くこげたような色になることもあります。例えば重病の人を見ると生気がなくくすんで見えることがありますし、逆にいるだけで存在感を感じさせる人もいます。「オーラのある人」とはそういう人のことを言います。これは私たちが生命エネルギーと言うオーラを感じているためです。その人のカラーがイメージできれば、それがそのままオーラの色だったりします。私は最近、オーラの写真を撮ったのですが、青紫が一番多く、ターコイズ、緑、青が体の周りを卵形に囲むように見えました。チャクラの働きから分析しますと、芸術的な才能を持ち、コミュニケーション能力や自己表現力に優れ、直感力や洞察力があり、愛情豊かな人ということになります。下の図のように7つの丸も見えるのですが、赤と橙が小さかったのでチャクラの対応部位から分析しますとストレスや婦人科系の病気に気をつけなければなりません。さて、みなさんのオーラは何色でしょう?
7つのチャクラ 関係する部位 働き
第一チャクラ
ベースチャクラ・基底チャクラ
副腎(ストレス)、脊柱、骨、腎臓、睾丸 肉体的なショック、生存に関わる問題、グラウンディング、生命力、活力、体力
第二チャクラ 卵巣、精巣、生殖器、子宮、膀胱、循環器系、腰 性(性欲、不感、不能)、愛情の問題、感受性、喜び、母性、快楽、献身
第三チャクラ 膵臓、胃、肝臓、胆嚢 "消化"の問題、意思、自我、思考、不安感、自信
第四チャクラ
ハートチャクラ
胸腺、心臓、肺、循環器系統 愛情に関わる問題、思いやり、独占的、他者との共感、信用、調和と協調性
第五チャクラ 甲状腺、喉、耳、鼻、口、歯、首 コミュニケーション、自己表現、真実(本音)を語る
第六チャクラ
第三の眼
脳下垂体、目、脳の下部、鼻、神経系統 真実を知る、直観力、洞察力、欝、落ち込み、論理、理屈
第七チャクラ
宝冠のチャクラ
松果体、頭蓋骨上部、脳、大脳皮質、皮膚 直観力、精神性、理想、霊能力、メッセージ
このページの一番上へ