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インターネット公開文化講座

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「天命起臥之道」に生きる

Dr.BEAUT・ソフィーリッチ代表
医学博士 山中 直樹

自分の目標を持った生き方は信念と自信となる

 今や、現在から未来に向かって、かつて人間がこの宇宙に命を得て以来の未知の世界に突入しています。
 私たちの生活環境はめまぐるしい変化が起こっているのです。
 日進月歩の科学技術が導入されるようになり、一人ひとりの生き方が変わります。
 18世紀中頃に始まった第一次産業革命以来、今や第四次産業革命が始まっています。
 20世紀は大量生産大量消費が到来して、先進国では日常生活用品、衣類、食べ物、自動車、洗濯機、テレビなどが普及しました。
 20世紀末から21世紀になるとパソコン、携帯電話をほとんどの人達が利用するようになりました。
 スマホの出現によって携帯電話は今やガラケーと言われており、スマホの機能性はパソコンレベルとなり飛躍的に広がりました。
 家庭や職場に設置されたパソコンは、ラップトップ(laptop、膝の上の意味)と呼ぶ小型、軽量化が起こってノートパソコンとなり、iPadのようにタブレット端末型が出現してパソコンと同様の機能を持つように進化しました。
 今や身につけられるメガネや腕時計のようなウェアラブル端末まで始まっています。
 スマホも携帯情報端末と言われるように電話、メール機能だけでなく常に身近に持ってパソコンなどと区別なく情報、画像、ゲームなどを楽しむことが出来るのです。
 こうした電子機器は生活スタイルや働き方を抜本的に変えています。
 働き方も次第に会社に出勤して固定された席に座る時代は終わろうとしているのです。
 食べ物、本、衣服などの日常生活に必要なものはほとんどのものが店に出向くことなく手に入れられるようになっています。
 従来の電話なども相手の画像を介して仮想現実空間で対面、会話が出来ます。
 お金も電子マネーと言われるように現金やカードがなくとも金銭のやり取りが可能になっています。
 一方で、AI(人工知能)、IoT(情報が電子情報として相互にIT機器同士でつながって役割を果たす)BigData(一人ひとりの情報が大量のデータとして集められて、人々が必要なものを予測し、その行動はどのようなのかを知る手段となっている)などがドンドンと人の生活や仕事を抜本的に変えています。
 2045年になると鉄腕アトムのように人間以上の知的な役割や能力を持つようなロボットと共存する日常生活が迫っているのです。
 一人ひとりが生きる目的や目標がなければ、不安な毎日を送ることになります。
 異次元の生活環境で自分がどう生きるかの目標を持つことが一人ひとりの自分流の生き方にとって重要となっています。

「天命起臥之道」に生きる
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