文化講座
「新考える葦・New-Thinking Reed」となろう-14
10~20年後には日本人の49%ぐらいがAI・人工知能に仕事を奪われるとの予測がなされているのです。
特に"ホワイトカラー"の人たちが多くの仕事をAIに取って代わられると言われます。
現在のAIは「特化型AI」と言われるロボットが中心です。
例えば、囲碁やリハビリ運動などをあらかじめプログラミングされたAIがそれぞれの仕事を効率よく実行して人間とは代替可能となるのです。
しかし、2030年代になると「特化型AI」ではなく、「汎用型AI」という一つのAIによって複数の仕事をこなすことが出来るようになると予想されています。
つまり、「汎用型AI」は一台で人間のように色々なことが出来るようになるのです。
鉄腕アトムのように人間の仕事をどんどん出来るようになったり、人間以上に仕事をこなすようになるのです。
そうなると「特化型AI」による一つ一つの仕事をこなすAIロボットと人間が協働するだけでなく、「汎用型AI」・「特化型AI」などのAIロボット同士がお互いに補い協働し合えばよいことになります。
更に、「シンギュラリティ」といわれるAIが人間より賢くなる時代が予想されているのです。
日本語では「技術的特異点」となり人間よりAIが賢くなるのです。
アメリカのレイ・カーツワイルが技術についての未来予測をした「シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき」という本で「技術的特異点」を予想したのです。
世界の賢者が「技術的特異点」が起こるかどうかと議論をしています。
その「シンギュラリティ」は2045~2055年の間に大きな転換が起こると考えられているのです。
そうなると人間にとって「仕事」とは何かが問われることになります。
日本人の長時間労働問題は陰を潜めることになるだけでなく、今までのような"仕事"がなくなる時代が到来することになります。
企業はAIロボットによって人件費「0」で生産性を上げられることになります。
落合陽一、堀江貴文著による「10年後の仕事図鑑」の可能性もあります。
そうした時代を予想しながら"仕事"とはを考えなければなりません。
人間が出来てAIロボットには出来ないことは何かを考え予想していることが重要だと判ります。