文化講座
健康寿命&平和寿命を延ばそう・・5
食生活は低GI&低GL食が何故に良いのか!
Dr.ビュート流の食生活の目標は低GI(低グリセミックインデックス)&低GL(低グリセミック負荷)・高動物性&高植物栄養素食を基本としています。
低GI&低GL食によって血糖が急に上がらないために中性脂肪の上昇が抑制されることが重要なのです。
脂肪肝や内臓脂肪の蓄積を予防出来る理由となります。
つまり、内臓脂肪蓄積を抑えることになり"腹デブ"型肥満が誘発されなくなるのです。
内臓脂肪はインスリン作用を始めとして糖代謝や脂質代謝の障害や老化現象を引き起こす諸悪の原因となるのです。
低GI&低GL食は糖尿病や動脈硬化の予防にとって、まずはのレッスンワンなのです。
加えて、逆の高GI&高GL食は血糖急上昇や持続的血糖の上昇によって次のような障害を誘発促進することになります。
1)老化物質(AGE、終末糖化産物、AGE:Advanced Glycation End Products)の産生を促進する。
2)長寿遺伝子(抗老化遺伝子)の活性化を抑制する。
3)酸化ストレスの産生を促進する。
1)のAGE産生を抑制することは動脈硬化予防のキーとなります。
また、2)の長寿遺伝子はサーチュイン遺伝子(SIRT)などが知られています。
高GI&高GL食によって血糖上昇が続くことは長寿遺伝子の活性を抑制するのです。
長寿遺伝子は老化抑制のみならず、発癌抑制ともなり寿命延長のためのキーなのです。
低GI&低GL食によって、1)のAGE産生が抑制され、2)の長寿遺伝子活性が促進されるのみならず3)の酸化ストレスを抑制出来るのです。
酸化ストレスが、動脈硬化、発癌などの原因となることはよく知られたことです。
以上より生活習慣病の原因となる糖尿病、肥満、動脈硬化による高血圧、心臓病や脳血管障害、加えて、癌の発生にとって低GI&低GL食が如何に重要、大切だと判ると思います。
高GI食材の代表たる白米、精白小麦を用いた食材料理が生活習慣病や老化を進める"悪玉"となるかが判ると思います。
また、スウィート、スウィートと言って砂糖を沢山用いたお菓子や料理に、如何な注意が必要かは明らかです。
甘味、塩味、酸味、苦味に渋味のバランスが良い旨味・美味に目覚めましょう。