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Dr.ビュート流の健康ライフ ー自分流のライフベネフィットー

Dr.BEAUT・ソフィーリッチ代表
医学博士 山中 直樹

ハッピーかい!若さの秘訣は-5 -毎日の食事- 果糖がなぜ老化促進物質か-2-

 前回は果物や蜂蜜が果糖を多く含んでいることから老化促進物質のAGEsを発生する危険性を取り上げた。
 今回は果糖が人工甘味料の主成分であることから、その危険性について解説します。
 人工甘味料が含む異性化糖としては果糖ブドウ糖液糖がその代表だ。
 炭酸飲料、スポーツドリンク、ゼリー、アイスクリーム、シリアル、ノンアルコールなどに異性化糖が用いられていることが多い。
 炭酸飲料やスポーツドリンクなどを愛用する人に肥満が多い理由ともなるのだ。
 高フルクトース・コーンシロップと言われるようにトウモロコシを原料とする。
 カロリー0と表示されるような人工甘味料では血糖値上昇は緩いが老化促進の危険はある。
 人工甘味料に慣れてしまうと甘味に鈍感となってしまい、より甘いものを食べたり飲んだりしたくなる。
 今日のスイーツブームの誘因ともなっているのだ。
 人工甘味料はブドウ糖の10倍の速さでAGEsを作る程に危険物質だと言うことを忘れてはならないのだ。
 果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、異性化糖などと書かれているから原料表示に注意する必要がある。
 果糖ブドウ糖液糖は果糖含有率が50%以上90%未満のもの、高果糖液糖は果糖含有率が90%以上であり、ブドウ糖果糖液糖の果糖含有率は50%未満である。
 血糖上昇を伴う糖質が糖尿病、肥満、老化促進となることは多くの人達に知られるようになった。
 それ故に、血糖上昇が緩いブドウ糖の代わりに果糖や人工甘味料が安全かと思い添加物として多く用いられるようになっている。
 しかし、果糖を中心とする異性化糖は自覚することなく誤って多量を摂取してしまっているのが現実なのだ。
 AGEsはコラーゲンを傷つけるために、血管のみならず、皮膚、筋肉、骨、靭帯・腱、歯・歯ぐき、脳、内臓などの老化を促進することになる。
 皮膚のシワ、シミ、体の衰え、骨粗鬆症、変形性関節症などの老化を代表する症状などの原因となるのだ。
 一見して年寄りだと見られたくなければ、前述した炭酸飲料などや果物、蜂蜜等をスムジーなどにして連日多飲しないが良い。

Dr.ビュート流の健康ライフ ー自分流のライフベネフィットー
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