文化講座
健康長寿の秘訣は-2
二足歩行が出来て知恵を働かせながら健康長寿で一生を終えるためには前回取り上げたように生活スタイルが大切だ。
「サルコペニア」「ロコモティブ症候群」に加えて「フレイル」状態にはならないことがまず第一なのだ。
健全な肉体に健全な精神が宿る。
まずは二足歩行のための体幹力を衰えさせないように務めることだ。
そのためには健康栄養食と運動が不可欠なのだ。
知力のためには脳神経系が活力ある構造と機能を持ち続けることが必要だ。
二足歩行力や知力のための体力を持っている為には日常の健康栄養食とはをしっかりと理解している必要がある。
健康栄養食は例えばトマト、ゴボウやみかん、チョコレートなどと一品では決して適えられないことをまず第一に理解しなければならない。
つまりは、バナナが、カンピョウがなどとスーパーから消えてしまうような日替わりの姿勢が一品健康主義の典型的な誤った現象と言える。
口コミやマスコミ等でXXが健康に良い、老化予防に良いとあっても、一品健康主義思考には決して落ち入らないことが「フレイル」予防のレッスンワンだ。
もっと強く言えば、健康栄養食のための日々の栄養条件とはが何よりも大切なのだ。
一人ひとりに適した健康栄養食を検討することが大切だ。
遺伝的な素因に加えて日常的な生活態度、習慣、運動、食習慣はそれぞれの人で異なっているからだ。
毎日の仕事で体力を使う人なのか、卓上仕事が主な人なのかによって如何様な運動をするかは変わるのと同じようにだ。
それ故に、健康栄養食としての必要なカロリー摂取量は異なることになる。
また、糖質、脂質などから如何様なバランスでカロリーを摂取するかも工夫が必要だ。
食物から摂取しなければならないビタミン類、ミネラル類、必須アミノ酸、必須脂肪酸、機能性成分と言われるフィトケミカルなどの摂取量やバランスも当然ながら同じではない。
通り一遍の一品健康主義的発想では決して健康栄養食とはならないのだ。