文化講座
健康寿命&平和寿命と食生活-7
健康寿命&平和寿命にとって食生活が生きるために必要なエネルギーとこころ・知恵を働かせる源となる。
エネルギーとこころ・知恵は人体が活動するためのエネルギー源となる蛋白質、脂肪、炭水化物に加えて、機能を担うビタミン、ミネラルや各種の人体の機能を円滑に働かせ維持するためのフィトケミカル(植物栄養素)などを食によって満たすことが食生活のキーだ。
人類の食生活は、地球上の他の命ある、つまり、生き物から栄養分を奪うことによって生きられることを忘れてはいけない。
こころ・知恵の基である脳機能もグルコースやケトン体からのエネルギーを利用して働いているのだ。
生身の人間は生き続けられない運命にあり、その死は老化によって迎えることになる。
老化・加齢・エイジングは血管、特に動脈血管の構造と機能が障害を受けエネルギーを有効に利用できなくなって進行する。
動脈血管の老化を予防し、阻止するために如何な食スタイル・生活スタイルをするかが健康寿命&平和寿命にとって大切なのだ。
我が国では多くの人達が食生活について誤った理解をしていることが多い。
その食生活にとって最も重要であり心がけるべきは次のようだ。
1)低GI&低GL食とする(GI:グリセミックインデックス、GL:グリセミック負荷)。
2)動物食材(魚類を含む肉食)は老若男女を問わず摂取に努める。
3)根菜類を含む野菜、果物や茸類、醗酵食品など多様な食材摂取に努める。
4)自分が料理を考えたり料理に努めて食の重要さを知る。
低GI&低GL食は急速に血糖値を上げたり、糖尿病のように高血糖が続かないようにする。
血管の老化にとって最も危険だからだ。
動物食材は低GI&低GL食であり、効率の良いアミノ酸バランスの優れたタンパク質、脂肪成分に加えて動物が食した植物栄養素の摂取も可能となる。
脂肪成分は食材を組み合せて飽和脂肪酸やコレステロールは抑制して必須脂肪酸成分バランスを良く食べるかが食生活のキーとなる。
多くの人達が糖質とともに脂肪成分摂取法を誤っており、食生活の問題点となっている。
自分で料理を楽しみながら遅かれ早かれ発症する可能性のある複合添加物症候群や病気に備えよう。