健康寿命＆平和寿命を保つためには健全で心が豊かになる食生活は必要にして不可欠。
　高いお金を出してブランド食品を食べたり、高級レストランで食することではないのだ。
　今日の日常の食生活では1970年代初期までは、まだ残っていた昭和レトロの食生活を営んでいる人達は少なくなってしまった。
　多くの人達が、コンビニ、スーパー、デパ地下に普及しているレディーメイドの中食が大きな比重を占めるようになった。
　さらに、ファーストフード店、ファミレス、チェーン店や宅配給食でのレディーメイド的セットメニュー食を食べる生活スタイルも普及している。
　今日の忙しい日常では、家で生鮮食材や原材料から料理を作る時間があったら他のことを優先する人達が多い。
　一方では、誤った健康思考で一品健康主義的なサプリメント摂取には熱心だ。
　男女平等を求めた女性の権利獲得だと家事から解放する運動が家事を下等労働だと軽視する勘違いも引き起こした。
　我が国を含めて儒教的思考の社会スタイルが根深く残っている国では、男性が家事に参加することを重んじてはおらず、軽視、恥だと思うのは嘆かわしいことだ。
　食事スタイルも朝や夕食で家族が集まって食卓を囲んで共食することが少なくなった。
　家族では名字、つまり夫婦、子供が同姓であることが、その絆を保つために重要だと主張して夫婦別姓に反対する人達は形式主義・表面主義的だと私は思っている。
　家族同姓下で絆が崩れている。
　家族同姓にこだわることなく心の豊かさある食生活が大切だ。
　老若男女を問わず家族が食事の用意に参加することは大きな意味がある。
　近年、長期に渡って経済環境が悪かったにもかかわらず、食品の値下げが出来たのだろうかと家族で食卓を囲みながら話し合うのも重要だ。
　夏に家庭でおにぎりを作ったら一日位でも室温においたら怪しげなにおいが漂う。
　しかし、コンビニなどで買うと三日間も室温で放置しても大丈夫なのは何故だろうか。
　抗菌添加物など多数の添加物のおかげだ。
　100％日本産、日本産や何も書かれていないおにぎりのお米の産地の差は何だろうかと話し合い、外食産業を取り巻く食品表示や食品化学工業の普及を理解して食と健康とはをシッカリ考えることが大切な時代だ。
　家庭で食卓を囲んで共食をしながらの会話は世代間の考えを知ることが出来る。
　今や私達の食卓には農作物と多数の食品化学工業製品とが混在して食べているのだ。