健康寿命＆平和寿命を楽しもうとしても、今や、自分だけでいくら食生活に気を付け、体力を鍛え上げても出来ません。
　前回に取り上げましたように、宇宙銀河系も含めた地球環境で人間のみならず動植物ともども多様な命あるものが共鳴、共存出来ることが大切なのです。
現代に生き残ってホモ・サピエンスとなった人類が地球上に誕生したのはおよそ20万年位前だと考えられています。
人類は二足歩行により自由となった両手を使い、石を加工して道具を作ることを始めて以来、今日も道具の工夫を行っています。
火を使うことを発見し、石炭や石油などの化石資源をエネルギーとして使い、自然環境を利用するだけではなく創意工夫して破壊力を拡大しています。
核エネルギーを開発利用して強大なエネルギーを手に入れたのですが、一方で、人類のみならずあらゆる命あるものを一瞬にして殺し、地球環境を破壊する程になりました。
人類がひたすらに追求している科学技術の発展は、人間の生活を幸せにするためでもあります。
しかし、一方で殺戮力は石器から進んで鉄器により一段と強力になり、ついに核エネルギー兵器を開発して地球環境を破壊してしまいそうです。
日々、成長（Growth）を求めて競争を拡大しており、地球温暖化現象を引き起こし、北極、南極の氷河まで溶かす程になっています。
人類は競争によって地球環境の破壊と人類を含むあらゆる生物の命を危うくしてしまったのです。
このまま"正義"の成長戦略を続けるのは危険なレベルとなってしまいました。
それ故に、前回取り上げました脱成長（Degrowth）化によって地球環境を発展させる必要に迫られているのです。
成長戦略による外部報酬たるお金などの金融資産や権力、名誉、戦力などを求めて満足する価値観を排して、心の豊かさや満足を求める内発・内部報酬を第一とした価値観を大切にする社会を築かなければならなくなっています。　
心の豊かさや平和、平和寿命を求める脱成長時代となったのです。