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健康ライフのためのサプリメント&代替医療

Dr.BEAUT・ソフィーリッチ代表
医学博士 山中 直樹

低コレステロールは危険:ガン、脳出血、自殺などで総死亡率を増し、素肌美の敵

  私が代表を務めるDr.BEAUT・ソフィーリッチは、この3月30日から、ローコレステアラームⅠ(LOWCHOLESTEALARM Ⅰ)の販売を始めました(特許申請中)。
  低コレステロール対策を意識した元祖たる栄養補助食品、サプリメントです。
  誤った認識が多い低コレステロールに対応する栄養バランスを考慮したのです。
  その背景を説明します。
  まず、低コレステロール(血中コレステロール値が199㎎/dl以下)になるとガン、脳出血、感染症、自殺などによる総死亡率が増して、その相対死亡危険度は増すのです。
  相対死亡危険度が一番低くなるのは、血中コレステロール値が200~259㎎/dlの間にあるのです。
  血中コレステロール値が260㎎/dl以上になると心筋梗塞や家族性高コレステロール血症などの高コレステロールに伴った危険が増して総死亡率は上昇するようになります。
  しかし、既に説明して来ました動脈硬化を促進するメタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)の診療基準にはコレステロール値は含まれていません。
  血中脂質については、中性脂肪のトリグリセライドが150㎎/dl以上と善玉コレステロールと言われるHDLコレステロールが40㎎/dl以下が問題となっているだけなのです。
  従来、日本動脈硬化学会が2002年に発表していた「動脈硬化性疾患診断ガイドライン2002年版」では、コレステロール値の基準は定め難く、すでに参考値となっていました。
  しかし、この4月の同学会で、5年ぶりに改定されて、更にコレステロール値離れが進んで除外されることになります。
  つまりは、220㎎/dl以上が問題とされてきた心筋梗塞や狭心症などの心疾患および脳梗塞などの動脈硬化性疾患の予防や診断、治療の診療指針から血中コレステロール値を完全に除外することになったのです。
  逆に、199㎎/dl以下の低コレステロール血症に伴うガン、脳出血、自殺、感染症などを代表とする相対死亡危険度が増していることが課題となります。
  また、コレステロール代謝は皮膚の乾燥やアレルギー防禦に密接な関係があり、素肌美にとって重要な役割を果たしていることを忘れてはなりません。

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