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変えよう“ねむりの質”向上委員会!

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

8月のテーマ「冷え対策で夏バテ予防!」

 夏真っ盛り、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
 ニュースでは毎日のように熱中症への注意喚起を目にする一方、周囲の女性からはむしろ「冷え」の悩みを聞くことが大変多い季節でもあります。
 「冷え」は快眠の大敵。冷えきったカラダでは睡眠の質が下がり、疲れがとれにくく、日中カラダが重い、いわゆる夏バテになりやすくなります。

 この時期だからこそ、意識してカラダを「温める」ことで、毎晩ぐっすり眠ってしっかり体を休め、夏バテを予防しましょう。

 カラダを温めるには、冷房で冷えすぎないよう衣類を工夫したり、カラダを冷やす食事や飲み物に気を付けることが大切ですが、その他にも適度な運動で筋力をつけて代謝をあげることで、冷えにくいカラダをつくることも意識してみてください。オフィスで休憩時間に手軽に行える【快眠体操】などのトレーニングもおすすめです。

 温かいカラダでぐっすり眠り、思い出いっぱいの夏をお過ごしください。
 今月は、冷え対策で夏バテ予防を意識した快眠法をご紹介いたします。

<アロマ>
 「冷え」というはっきりした自覚がなくても、意外と足先が冷えきっている方がいらっしゃいます。
 靴を履いたまま座りっぱなしのお仕事の場合、足先までしっかり動かす機会がなかなかなく血行が悪くなりがちです。足先まで「温める」「緩める」は快眠の基本!今一度ご自分の足先に触れてみてください。「冷たい」「固い」と感じる場合は、まずは気持ちよくもみほぐしてあげましょう。
 今月は、足先を気持ちよく温められるアロマを使った足浴をご紹介します。
 この時期、長時間お風呂に入って温まるのは暑くてツライと思われる方でも、テレビや雑誌を見ながら気軽にお試しいただけると思います。

~アロマ足浴~
 洗面器などに入れたお湯に足を入れるだけの簡単な方法ですが、カラダをあたためる作用のある精油をあわせることで、より温かさやリラックスを感じられます。

 ☆やり方☆
①洗面器などに、少し熱めのお湯を用意します。
②お湯の中に、お好みの精油を2~3滴垂らします。
③足を浸します。
適宜お湯を足して温度を調節しながら、10~15分程行います。

☆おすすめの精油☆
ジュニパーベリー:
代謝を高めてくれるため、冷えやむくみの改善におすすめの精油です。

オレンジ:
ストレスによるイライラ解消の他、食欲増進の作用がありますので、夏バテで食欲が無い時におすすめです。

 足浴の後は、優しく足裏をもみほぐして、足先まで血行がよくなったことを感じてみてくださいね。

<運動>
 一年で最も気温の高いこの時期ですが、エアコンの使用、冷たい食べ物や飲み物、薄着などでカラダが冷えやすい要素もいっぱいです。
 【快眠体操】は、オフィスでも短時間で簡単に行えるトレーニングです。冷房の効いたオフィスでカラダを冷やしすぎないよう、意識的に適度な運動をとりいれ、ねむれるカラダづくりをしましょう。
今月は、肩周り編②をご紹介します。
パソコン作業が多く、猫背気味で呼吸が浅くなりがちな方や、ストレスからの緊張感を感じやすい方、冷房での冷えでカラダが硬くなりがちな方におすすめなのが、肩周りの体操です。
 ちょっとした休憩時間でも、イスに座ったまま短時間で行えます。
 肩周りの固まりやすい筋肉を気持ちよくほぐし、こころとカラダの緊張を緩めましょう。

~【快眠体操】肩周り編②~
①両手を肩にあてて、肘で円を描きます。(うしろ回し・まえ回し 各5回)


②手は肩に置いたまま、肘で8の字を描きます。(うしろ回し・まえ回し 各5回)


 円と8の字、うしろ回し・まえ回し、各5回ずつ行ったら、運動前との違いを感じてみましょう。
 じんわりとカラダがあたたまりましたか?
 1回では違いがわからいないこともあります。
 気持ち良いと感じられる程度のペースで続けてみてくださいね。

今夜もぐっすり眠れますように・・・

社団法人 日本快眠協会
理事長 今枝昌子
http://www.kaimin.or.jp

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