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変えよう“ねむりの質”向上委員会!

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

12月のテーマ「冷えに負けない睡眠」

気が付けば12月。冬本番となってきました。
冷え性の方にはつらい季節ですね。
手足が冷えて寝付けない・・・なんてことはありませんか?

睡眠の質と体温には密接な関係があります。
寝付く時に体温が下がることでスムーズに眠りにつくことができ、明け方徐々に体温が上がることですっきり目覚めることができるのです。

寝付く前にからだが冷え切ってしまっていると、それ以上体温を下げることができず、なかなか寝付けない!というわけです。
この季節、眠る前のリラックスタイムには、いつも以上に「からだを温める」ことを意識しましょう。
お風呂でゆっくり温まったり、湯たんぽを利用するのもいいですね。
寒い冬だからこそ、おうちでゆっくりからだを温め、温かいお布団で朝までぐっすり眠る感覚を楽しんでください♪

<運動>
寒いとどうしてもからだ全体が硬くなりがちです。
筋肉が硬くなると血行も悪くなりさらに冷えを招きます。
意識的に硬くなった筋肉をほぐして冷えを防ぎましょう。

もも裏(ハムストリングス)ストレッチ

両足を抱え、息を吐きながら膝をゆっくりと伸ばしていきます。
伸び感を感じたところからは呼吸に合わせて上半身を倒していきます。

足はからだの中でも筋肉が多く冷えが起こりやすい部分です。
特にふともも付近をストレッチすることにより、下半身への血行を良くし冷えを防ぎます。

からだが硬くなっていると、急なストレッチで痛みを感じるかもしれません。
リラックスを目的としていますので、ゆっくり自分のペースで、気持ちいいと感じることを心がけてください。

<食事>
からだを内側から温め快眠効果も期待できるホットミルクは冬におすすめのドリンクです。
お好みではちみつ、しょうが、シナモンなどをプラスすることで、よりからだを温めリラックス♪

~ハニージンジャーホットミルク~

☆レシピ☆
牛乳コップ1杯(約150cc)
はちみつ大さじ1
しょうが
(すりおろし)
小さじ1
(しょうがはチューブでもOKです)

☆作り方☆
材料をすべて大きめのマグカップに入れます。
電子レンジで1~2分沸騰しない程度に温めます。
よくかき混ぜて出来上がり♪

<寝具>
お布団に入った瞬間凍えるほど冷たくては、せっかくリラックスしたからだもまた緊張し目がさえてしまいます。
電気毛布や湯たんぽ、布団乾燥機などを上手に利用して、冷えに負けない快適な睡眠環境をつくりましょう。

上手に利用するコツは前もって布団の中を温めておくこと。お布団に入る1時間ほど前から準備を始め、ほかほかのお布団でゆったり眠りにつけることが大切です。
電気毛布は朝までつけっぱなしにはせず、布団が温まったら就寝前に切るか、タイマーを利用して数時間で切れるようにします。
人間は就寝中に体温が徐々に下がるようになっています。電気毛布で暑すぎる状態が続くと、自然の体温リズムが崩れ、眠りの質が悪くなることがあります。

冷えに負けないあったか&ぐっすりお布団のコツ
就寝前に温めておく。
電気毛布はタイマー利用。

今月も最後まで読んで頂きまして
ありがとうございます。

今夜もぐっすり眠れますように・・・

社団法人 日本快眠協会
理事長 今枝昌子
http://www.kaimin.or.jp

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