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ぐっすり眠れる快眠法のすべて

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

~年末、年始・・つい食べ過ぎてしまいがち。実は、睡眠にも影響します~

12月に入り、本格的に冬の準備が始まり車のタイヤなどもスタッドレスに変えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今年は、寒くなる予想ですが
インフルエンザも心配ですね。予防接種などは済まされましたか?
うがい・手洗いをきちんとして予防に努め
健やかな新年をお迎え下さいませ。


さて、 年末年始には、 忘年会・新年会・一年の計ということで、普段お会いできない方などとお会いし
ゆっくりお食事などとって楽しい時間を過ごす方も多いかともいます。

そんな時は、楽しさも手伝ってついつい食べ過ぎてしまいがちです。

食事は、睡眠と大きなかかわりがあることは、以前からお伝えしていますが
食べ過ぎてしまった時も、
睡眠の状態が変わってきます。

睡眠は、『こころと身体の休息』と、講座などではお伝えしていますが
実は反対の面も持っています。

それは、『こころと身体の成長』です。

ぐっすり良い睡眠をとれた朝は

『あー、良く寝た!  さあー、今日は何をやろうかな』と、なんだか何かに
挑戦したくなるような、意欲がもりもり出てくることは無いですか?

このように、休息と成長をもさせてくれる睡眠。
この睡眠の状態を良いものにするためには、普段から
眠れる身体を意識することがとても重要だと思っています。
睡眠のしつを上げる事・・それが、あなたの人生をも変えていくことに繋がります。

そのために
この時期をどのように乗り切るかを、食事・ストレッチ・リフレクソロジーの面からお伝えしたいと思います。
ご参考にして頂けますと嬉しいです。


<食事>

~量・バランス・内容・時間が大切です~

【量】
朝しっかり、夕食は少なめにして 胃への負担を軽くします。
※お腹空いた状態で朝を迎えることが理想です

【内容】
ビタミンB群(精神的なストレスを緩和してくれる働きがあります)
ビタミンC(体力の回復を助けてくれます)
夕食には 高タンパク・低脂肪のめメニューがお勧めです。

【バランス】
もちろん、バランスが大切です。炭水化物・ビタミン・ミネラルなどをバランスよく摂りましょう。

【時間】
眠る3時間まえには、夕食を済ませるように心がけましょう。
特に腸の長い日本人は、消化するのに時間がかかります。


∞ プチ断食のススメ ∞

最近、プチ断食ってよく耳にしませんか。

断食というと、ある特定の方の修行のような気がしますが、
最近はそのよい点だけを切り取ってご自分に利用する方が増えています。
快眠のためには、特に夕食の食事の時間や量が大切ですが
胃を休めるということって最近感じたことってありますか?
この過食の時代、コンビニなどの便利さも手伝って、
手を伸ばせばすぐに食べ物を手に入れることが出来ます。
いつも、たべものでお腹を満たしている状態は、身体が働き続けることとなり、健康にとってもよい状態とはいえません。
プチ断食は、疲れた胃腸の状態を修復に向かわせるために役立ちます。
水分を適度に摂りながら、自然にお腹が空くことを待ちます。

<プチ断食とは?>

プチ断食とは、短期間だけ食事を制限することにより、身体の中の悪いものを出し、余分な脂肪をなくして体重を減らすという、ダイエットや健康に効果的な方法のこと。本来持っている自然治癒力をアップさせることにも繋がります。

<方法>

断食だからといって何も食べないというわけではなく、少しだけ抜くという方法です。

いろいろな方法がありますが、例えば朝食だけを抜いたり、夕食だけを抜いたり、朝食と昼食を抜き、晩ご飯はきちんと摂るという半日断食や、1日は全く食事を摂らないという1日断食、週末だけを断食するなどがあるようです。
無理をしない程度が大切です。

お腹が減ったと感じることが健康な状態なのです。

年末年始に、ちょっと過食気味かも・・と感じたら是非、一度試してみてください。


<ストレッチ>

(1)胃強化ストレッチ
背中に胃のツボがあります。
胃の調子がいまひとつの時は、背中に痛みや不快感を感じることがあります。
そんな時には、
背中の筋肉を刺激して、反射区から胃の調子を整えてみましょう。

【やり方】

イスに座り、膝の間に頭をうずめる様に身体を丸めます。

∞ ポイント ∞
・身体を丸めること 
・呼吸をすること


<枕の話>

なぜ、人には、枕が必要なのでしょう。

それは、ずばり『頚椎を支えるため』
まっすぐ立ったときの姿勢を横から見てみてください。
人間が二足歩行するようになり、発達した脳を支えるためといわれています。
頚椎は、穏やかなS字カーブを描いていますが
この隙間を埋めるのが枕の役割なのです。

このS字カーブは人ぞれぞれに高さが違います。
市販の枕では、あわない可能性があります。
朝起きたときに首が疲れている方・・このカーブが合っていない可能性があります。

枕をご購入されるのでしたら
是非、きちんとした枕を見れる販売店に行かれることがお勧めです。


<足裏の話>

☆快眠のための足裏チェック法☆

さて、皆様はご自分の足裏をじっくり見たことがありますか?

足裏は、私たちの身体の信号を送ってくれている大切な器官ですが、

簡単に足裏の状態がわかる方法をお伝えします。

<足の色>

足裏の色なんて、何かあるのかしら?
と言われますが、大変面白いことに、私たちの顔色が赤くなったり、白くなったりするように
その時々に足裏の色も変わってきます。

例えば、

今月は、足裏の色が白い場合のお話をさせて頂きます。

白いときは、
エネルギーが不足している状態かもしれません。
やる気が出なかったり、アイディアが浮かばない、集中できない時
さびしい時など、このような状態になることがあります。

私は、これまで12000本以上の足を拝見してまいりましたが、
心療内科での患者様への施術の時には
足裏が白くて、ボヨンとしている状態の足を注意していました。
心療内科の患者さんにとって、この様な足の状態は非常に良くない兆候が出ていることがあります。それは
残念なことにうつ病患者のかたには、『自殺』を考えしまうしまうことがありますが
その方に、この様なサインが出ていることがあることを感じていました。
その際には、すぐに、臨床心理士の先生や、医師にお伝えをしていました。
施術も元気になっていただける様な施術をしていきます。
思わず、『実は・・』と、仰っていただけることもありました。

この様に色々なサインが足裏から出ています。
それを自分や家族が変えていくことも出来る手段でもあると信じています。
是非、
気力が無くなったなと感じたとき、またはご家族の方から その様な声を聞いたときには、足裏触ってみてください。
(あれ?なんだか元気になったかも)
と、是非コントロールしてみてください。


∞ 足裏からのコントロール術 ∞

<ポイント>
胃腸の反射区
下から上へ、ぐいっと押し上げてください。
調子の悪い時、血流のよくないときは、
ブチブチしたり、痛みを感じます。


質の良い睡眠への関心は、心と身体の健康に繋がります。

睡眠を気遣うことによって、

生活習慣病の予防ともつながります。

ご自身と、ご家族の健康のために

どうぞ、お役立て戴けますと嬉しいです。


今回も最後までお読み戴きまして本当にありがとうございました。

皆様が ぐっすり眠れますように・・。


快眠セラピープラスドゥース代表  スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス  http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)


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