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ぐっすり眠れる快眠法のすべて

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

ぐっすり朝まで眠れる快眠法




12月に入り、街はすっかりクリスマスムードになりました。
師走というだけあって、なにをしていても慌しく感じますね。
慌しくなりますと、ついつい削りがちな睡眠ですが、こんな時こそ、
質の良い睡眠を取りたいものです。

さて前回、入眠出来にくい方に入眠しやすくなるストレッチをお伝えしましたが
今回は、

1.夜中に起きてしまう・・
     または、早朝早く起きてしまう方に

贈りたいと思います。

是非、ご参考にしていただけると嬉しいです。

 夜中に何度も目覚めてしまったり、早朝に目が覚めて、そのまま眠れなかったりする方は、眠りが浅く、疲れも取れていなかったりします。

なかなか寝付けずにイライラすることはなくて
心理的なストレスを受けているというよりは
もっと前の行動や寝ている環境にポイントがあります。

<1日の振り返りをしましょう>

まず、夜中に起きてしまう方は、
1日をどのように送っているかをチェックされると良いかと思います。

☆ 朝日を浴びる
まず、朝起きて一番にしていただきたいことは
体内時計をリセットさせるためにたっぷり朝日を浴びましょう
☆ 眠る前の飲酒は避けましょう
お酒をのむと入眠しやすいので、眠れていると誤解することがありますが
実際、最初の3~4時間を過ぎた頃には眠りが浅くなり中途覚醒が増えることがあります。
☆ 朝ごはん
活力の元となる朝ごはんは、決まった時間に摂るようにしましょう。

<睡眠環境>

 寝返りしやすいマットレスを睡眠環境のうち、ベッド等はやはり大切です。
眠れるからだ作りができても、環境が良くないと朝までぐっすり眠ることが出来ません。
今は、インターネットやTVショッピングで簡単にベッドなども買えてしまいますが
是非、枕やマットレスは実際に試してご購入していただくことをお勧めします。
人それぞれに首の湾曲が違います。体型に合ったものを探して、少し寝てみてゴロゴロ寝返りを打ってみてお試しください。
もし、可能でしたら購入前に自宅に枕やマットレスをレンタルして試せるといいですね。

<歯軋りについて>

 歯医者に行って『寝ているときに歯軋りをしていますね』と、言われた経験はないですか?
 歯軋りと睡眠も実は大きな関わりがあります。
『カチカチ』『ぎりぎり』など、音は人によって様々ですが、この歯軋りは夜中の間
何十回、何百回と繰り返し行われます。
そして、その噛み合わせはかなり強い力で行われることから、顎の骨を振動させ脳を刺激して、眠りが浅くなることがあります。
 対処法として、マウスピースを使うことが一般的ですが、まずはこの歯軋りの原因となっているストレスの原因を突き止めることもとても重要になります。

2.快眠テクニック ~セルフリフレクソロジー~

 眠れないときの解決法のひとつに、セルフリフレクソロジーという方法があります。
足裏には、100箇所の反射区があり、身体の内臓や器官と繋がっています。
そこを間接的に刺激することによって血流を良くし快眠に導きます。

今回は判りやすく、写真で解説させていただきます。

不眠対策といたしまして以下を刺激いたします。

(1)頭部
刺激の箇所:親指の付け根 → 頭頂部

眠れないときは、この部分が硬くなっています。揉み解してください。

(2)
刺激の箇所:土踏まず上。五指の骨の間
(3)横隔膜
刺激の箇所:土踏まず上。 横のライン

ストレスがあると、呼吸が浅くなります。肺と、横隔膜を刺激することで、呼吸を深く取りリラックス状態を導きます。

(4)自律神経
刺激の箇所:土踏まず中心を上がった箇所

自律神経のバランスが崩れて、交感神経が優位になったままの状態でいると、深い睡眠が取れません。
ふーっと、息を吐きながら刺激してください。

是非、お風呂上りにお試しください。
その際には、一杯の白湯や、ハーブティを飲んでから楽しみながら行ってください。
入眠前のひとつの儀式として・・

今夜もぐっすり眠れますように。
ありがとうございます。


快眠セラピープラスドゥース代表  スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス  http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)


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