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ぐっすり眠れる快眠法のすべて

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

8月家族と過ごす夏休み~お父さん、ぐっすり眠れていらっしゃいますか?~

夏休みに入り、家族で旅行したり
団欒が増えますが、これを機会に是非、お父さんの睡眠チェックしてみてください。

少し前に、「パパ、眠れてる?」という政府広報のコマーシャルがありましたが
CMで流すほど、以前に増して深刻な問題になってきています。

3年ごとに厚生労働省が全国の医療施設に行っている患者調査によりますと
「うつ病、躁うつ病、気分変調症等」の総患者数は
1999年から2008年にかけての9年間で2.4倍に増加しているそうです。


企業内でも
心の健康問題で悩まれる方が益々増えてきています。

やむを得ず休職をされ休んだ後、心身をしっかりエネルギー補給してから、社会に復帰しますが
そのため為のリハビリプログラムを『リワークプログラム』といいます。

会社を休職されている場合は、職場復帰は大きな課題ですね。

医療の現場で、リワークプログラムの睡眠講師も勤めていますが、
多くの患者様に不足していると感じるのは『リラックスするという体感を持つ』ことです。

さて、皆様は、いくつリラックス法をお持ちですか?
お父さまだけでなく、是非ご家族で話し合ってみてください。

3つ以上答えられたらあなたはストレスと上手く付き合える方です。

答えが家族で出揃ったら、 それをグループ分けします。

(1)リラックス
(2)レクリエーション
(3)レスト

これは、リラクセーションのバリエーションです。

3つのRといいます。

ストレスマネジメントとしても必要なことです。

(1)リラックス・・心身の緊張を緩めること
(2)レクリエーション・・楽しみや趣味を持つこと
(3)レスト・・休むこと

どのグループが沢山ありましたか?

もちろん、どれでも間違いではありません。
自分がやっていないもので、出来そうなものがあったら取り入れてみてください。

バランスも取れているといいですね。
リラックス、レクリエーション、レストでそれぞれひとつは探してみましょう。

難しい、特別なことでなくても大丈夫です。
※ただし、緊張を高めてしまうものとして、ゲームのやりすぎや、携帯やパソコンの使いすぎには、ご注意ください。交感神経を高めてしまうことがあります。

例えば、飼っているネコと遊ぶ、お風呂に入る、好きな音楽を聴く・・など いつもしていることで構いません。
家族で、この夏休みの間に是非話し合ってください。

家族でも知らなかった意外な顔が見れたり、あ!お父さんちょっと心配かも・・など分かったりしますし、何より、こころの病気を未然に防ぐことにも繋がります。


1.身体作り

1)運動:有酸素運動・・ウォーキングしましょう。

脳内から分泌されるセロトニンやノルアドレナリンが普段より増加し、不安になりにくくなったり、気分が落ち着きやすくなります。

ウォーキングにかける時間の目安 = 30分~1時間
コース = 約2~3キロ

出来るだけ同じコースが良いといわれます。
それも、往復コースが良いようです。

毎日歩いていると、今日はとても爽やかで気持ちがいい日だと感じたり、いまひとつ調子の乗れない日があったりします。
大切なことは、調子が悪いから落ち込むのではなく、
今日は、調子が悪いのだから、仕事やしようとしていた約束事などをセーブすることです。

その日の調子を掴み、コントロールする為にも、毎日同じコースが良いのです。

その際、視覚も大切です。緑や自然の風景があると気持ちが良くなります。

是非、近所に気持ちの良いウォーキングコースを見つけてください。

2)足裏チェック ・・ゴルフボールで足裏揉み解しましょう。

場所:土踏まずから上

土踏まずから上の部分、指の付け根までが、胸部になります。
緊張が溜まっていると、『硬くて前に突き出た状態になります』
ゴルフボールで揉み解します。

刺激の仕方:

刺激をしたい足の指全体を4指で支え、ゴルフボールをはさみ、親指を動かしながら下から上に向かって刺激します。
ゴリゴリしたり、痛みがある場合に、気持ちが良い程度に刺激をしてください。(強すぎない程度に刺激をしてください)

3)寝具

大切な寝具・・
触った感覚が心に伝わります。寝具選びは、肌触りも大切にしましょう。

人は、眠りはじめに放熱しながら眠りにつきます。
とくに夏は、汗をかきやすく、吸水性の高い敷き布団がいいのですが、マクラのカバーなども吸水性に優れている素材がいいですね。

肌触りも実は重要です。
好みの素材を選び、吸水性・通気感・放熱性・洗濯などの手入れのよさがポイントになります。
麻や、木綿などがオススメです。

本麻敷きパッド 本麻ピロケース

季節によって、カバーも変えて、プチ贅沢してみましょう。

質の良い睡眠は、心と身体の健康の元となります。

睡眠を気遣うことによって、
生活習慣病の予防ともつながります。

今回も最後までお読み戴きまして本当にありがとうございました。
皆様が ぐっすり眠れますように・・。心から願っております。


快眠セラピープラスドゥース代表  スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス  http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)


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