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季節を彩るハーブ生活

栄中日文化センター元講師
冨田 真由美
(2011年7月執筆終了)

ハーブのガーデニング ~ ラベンダー


ハーブが育つとても良い季節になりました。
ハーブ栽培をしていると一度は育ててみたいハーブの中に"ラベンダー"があがります。
紫色の花が印象的で、香りにはリラックス効果があり、癒しの香りとも言われています。
クラフト、ティー、美容にと活用度が幅広いハーブのひとつです。

そのラベンダーもいろいろな種類があり、花の形や草姿も様々です。
今月はその形の特徴があるラベンダーをご紹介します。
育てながら香りも嗅いで楽しいガーデニングライフをお楽しみください。



1.ラベンダーを育ててみましょう。
材料
素焼きの鉢  1個
鉢底石
赤玉土
腐葉土
ラベンダー苗 1個

《 作り方 》

1)鉢に鉢底石を入れます。


2) 土づくりをします。 赤玉土 7 : 腐葉土 3 の割合の配合。


3) 鉢の1/2程土を入れます。


4) ラベンダーの苗をポットから取り出し、鉢に入れます。


5) 苗を入れたらまた土を入れて整え、完成です。




《 育て方 》

日当たり、風通し、水はけのよい土を好む。
高温多湿を嫌い、込み合った枝は風通しが良くなるように適宜剪定する。
春と秋に株の周りの土をスコップで掘り起こして柔らかく耕すと根がよく伸びる。



2.ラベンダーの種類
〈 コモンラベンダー (ラバンデュラグループ) 〉
■特徴
原産地 地中海沿岸西部
イングリッシュラベンダー、トゥルーラベンダーとも呼ばれる。標高1800mの所に分布し、良質の精油が採れ、アロマテラピーにも使われます。
寒さに比較的強く、蒸し暑さに弱い性質を持ちます。

■利用法
花や葉・・・ポプリ、リース、押し花、ラベンダースティックなどクラフトに。
花のティー・・・頭痛を和らげる。
フレッシュやドライの花・・・クッキー、ケーキに焼きこむ。
アイスクリームやゼリーの香りつけに。

〈 フリンジドラベンダー (ストエスカグループ) 〉
■特徴
花穂の上に苞が付く花姿がユニーク。
90cm程の草丈。スペイン、アフリカ北部原産。
dentata(歯のような)の名のように、葉はぎざぎざの鋸歯のある緑葉を持つ。
香りは弱く、耐寒性もない。

■利用法
リース、押し花、切り花、入浴剤

〈 デンタータラベンダー(デンタータグループ) 〉
■特徴
葉の縁がギザギザしている。
花と葉全体に薄く線毛がある。
香りは弱いが観賞用に向く。
寒さに弱い。

■利用法
切り花、リース
薬効
花、茎、葉、全草すべてに香りがあります。
鎮静、防虫、防腐の効果があります。

花ことば
「不信」語源はラテン語のLavare(洗う)に由来しています。
"洗う"というイメージから清潔感のある香りというイメージがある。

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