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ハーブで快適な生活を

栄中日文化センター元講師
冨田 真由美
(2011年7月執筆終了)

ハーブの水やり

ハーブは原産地がいろいろで水をたくさん必要とするハーブもあれば、少々乾燥気味のほうが良いハーブもあります。今回ご紹介するポイントをふまえて水やりをしてみてくださいね。


1.原産地を目安にする。

ハーブは、原産地が暑い国のものが多く、もし水やりの仕方に迷ったら、原産地を目安にしてみましょう。

  • 乾燥を好むハーブなのに、いつも土が湿っていると根腐れしたり、食するときや香りを楽しむ場合に風味が落ちてしまいます。
  • ローズマリーやラべンダーなど地中海沿岸原産のハーブは、年間降水量が少ない気候の下で育っているので過湿を嫌います
  • ミントやレモンバームなど乾燥を嫌うハーブは、水切れになると葉がしおれてしまうので、用土を乾燥させないように水を与えます。

過湿を嫌うハーブ・・・セージ、ゼラニウム、タイム、オレガノ、ローズマリーなど

乾燥を嫌うハーブ・・・ミント、シソ、レモンバーム、など

ハーブは乾燥気味に育てるといわれますが、そうしたハーブは石灰質の方が育ちやすく、水やりの目安は土が乾いて白っぽくなった頃と覚えておきましょう。


2.季節ごとの水やり

春と秋・・・

一日1回、午前中にします。

夏・・・・・・

一日2回、朝は10時ごろまでに、夕方は涼しくなってからにします。
夏の日中に水を与えると、日光を浴びて熱くなった用土で水が熱くなり、根を傷めてしまうので気をつけましょう。

冬・・・・・・

一日1回、または週に2~3回くらいにします。
(午前中にします。)夕方やると凍結のおそれがあるためです。


3.水やりの基本

〈 鉢の場合 〉
鉢の土がこぼれないように根元に水やりします。
〈 地植えの場合 〉
根元を中心に、土の表面に水が少したまる程度にたっぷり与える。花の上からはかけないようにします。


4.留守中の水やり

〈 留守をしたり、うっかり水やりを忘れてしまった場合 〉
バケツに水を張り、鉢の3分の1から2分の1まで水をつけます。・・・腰水こしみずと言います。
半日から一日そのままの状態で置いておき、土の表面が湿ってくれば回復したことのサインです。

◎ 水やりで失敗しないように、各ハーブの性質に合わせて水やりをしましょう ◎

ハーブで快適な生活を
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