インターネット公開文化講座

わたしの家庭菜園

高温期に栄養価の高い野菜を家庭菜園で栽培する

我が国の本州平坦部では、真夏は35℃を越える高温にもなり、さらに梅雨開け後は降水量も少なく乾燥します、家庭菜園で栽培される野菜は全て'夏枯れ'になってしまい、食卓にのぼる野菜の量が減少してしまいます。この時期食卓に上がる葉もの野菜は、長野県や北海道で生産され、時間と距離をかけてスーパーの店頭まで運ばれた、レタス、ハクサイ、ホウレンソウ、小松菜などです。しかしこれらの野菜は本来は秋から冬に栽培される野菜で、高温期に栽培すると、栄養価が低下しますし、長時間の輸送でさらに品質が低下します。これらの野菜に代わって栄養価の高い野菜を家庭菜園で栽培できないものでしょうか。一つだけはここ数年家庭菜園に定着した野菜があります、それはモロヘイアです、高温乾燥に強く、一度植えれば、秋まで芽を摘むことで、収穫が何回もでき、夏の食卓にみどりを提供してくれています。モロヘイヤに続く夏野菜に何をえらんだら良いでしょうか。

台湾旅行で野菜を見てきました
我が国より気温が高い台湾旅行で野菜を見てきました。高温期でも多くの高温性の葉もの野菜が市場に出回っています。多く見られるのが、エンサイ(空芯菜)アマランサス、ツルムラサキ、金時草です。さらにハヤトウリの芽も見ました。これらのものを、我が国の平坦部の家庭菜園で栽培すれば、真夏の食卓に、みどりの野菜を切らさず、上げることができるでしょう。これらの野菜は、真夏の太陽を受けて生育することから、栄養価が高いことが知られています。夏ばてした身体に、良い効果が見られる可能性が高いと思われ、ぜひ家庭菜園で栽培してみたいものです。


モロヘイアの栽培
4月上旬に日当たりの良い、窓際にイチゴのパックをおき、園芸用土を詰めた9cmのポリ鉢に、一鉢10粒程度の種をまきます。パックに水がたまらない程度の灌水をして10cm程度の苗を育てます。4月下旬から5月上旬に、畑に化成肥料と苦土石灰をまき、畦を作って、黒のポリマルチをかけます。畦幅150cmでは30cm間隔で2条千鳥に、植え穴を開け、育苗した苗を一穴に一株ずつ植え付けます。育苗ができなかった場合は、グリーンセンターや園芸店で苗を購入します。草丈が50cm程度になったら、芽を摘み、分枝を促進させます。以後手の幅20cmで芽を摘み、食卓に上げます。虫が付いたら、手でつぶすか、農薬の散布が必要です、使用できる農薬が少ないので注意が必要です。'粘着君'は多くの野菜に使えて便利です。追肥は畦の中央に作った追肥用の穴に、2週間に1回園芸化成を入れます。9月に入ると、短日を感じて花ができます。種や乾燥した茎葉は動物や人にも害がありますので、花が咲き、果実が株に付いたら、収穫の終わりです。アマランサスも同様な方法で栽培できます。

エンサイの栽培
5月上旬に畑に化成肥料と苦土石灰をまき畦を作ります。黒のポリマルチをかけ、畦の中央に40cm間隔で5cmの穴を開けます。その穴に4~5粒程度の種をまき覆土をします。芽が出て苗の大きさが40cm程度で芽先を摘みます。後は30cm程度伸びたら収穫をします。追肥は、株の間に穴を開けて、2週間に一回園芸化成を施用します。エンサイは水分が必要な野菜ですので、晴天が続くときは、追肥用の穴から、灌水をします。ツルムラサキも同様な方法で栽培できます、しかし3回ほど収穫をすると、茎が細く、葉が小さくなり、花がつきます、そのような場合は株を抜いて、再度おなじ穴に、種まきをしたほうが良いでしょう。

金時草の栽培
金時草は挿し木繁殖のため、苗を購入します。畑への植え付けは、エンサイの畦作りと同様で良いでしょう。苗を増やしたいときは、伸びた芽を、園芸用土を入れたポリポットに挿し木します、軒下の雨のあたらない場所におき、半日陰で、十分水を与えて発根をさせます。根が出たら、畑に植え付けます、10月には冬越しのために、株の準備をします、芽を取って挿し木をし、発根したら10cm程度のポリポットに移して、窓際で観葉植物として栽培し、冬を越します。


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