インターネット公開文化講座

わたしの家庭菜園

スイートコーンの栽培

スイートコーンの発芽の適温は20~30℃で、生育の適温は23~26℃です。茎葉が霜に遭うと枯れてしまうので、霜が降りない時期に栽培を行います。は種から収穫までは適温であれば90日かからずに終了してしまうので、春から秋にかけて何回も栽培が可能です。この地方(名古屋)では霜が降りなくなるのは4月中旬なので、その時期にハウスで育苗した苗を畑に植えたり、3月下旬に透明マルチの中へ種を蒔き、茎葉をこの時期に、引き出す栽培が最も早く収穫できる栽培です。以後は4月下旬から8月下旬まで何回かに分けて種を蒔くと、何回も収穫が可能で、8月下旬に蒔いたものは11月下旬に霜が降りる前に収穫ができます。

秋冬野菜の残骸を整理した畑に、3.3m²当たり、通しの化成肥料(10、10、10)を300gと炭酸苦土石灰250gにバケツ(10L)2杯の堆肥をふり、良く耕して、畦をたてます。畦幅150cmに2条で30cm間隔に深さ4cmの穴をあけ、各穴に2粒ずつ種を蒔きます。覆土をして、透明マルチをします。発芽した苗はマルチの中で押さえつけられていますが、霜の危険がなくなったら、マルチに穴をあけて茎葉を引き出します。本葉3枚までに、間引きをして、一穴一本にします。発芽が悪かった穴には、間引いた株を植え付けます。草丈が30cmになったら、追肥をします。園芸化成を3.3m²当たり50gを畦の中央に開けた追肥用の穴に施用します。雌穂が見えたら、大きいのを残して、一株に一穂とします。雄穂が伸びて花粉が落ちてきたら、晴天で2日経過したのち雄穂を切り取り、雌穂の上に花粉を振りかけてから、処分します。
トウモロコシに最も被害を与える害虫は、アワノメイガです。幼虫が茎の中を食害したり、雌穂の中を食べます。特に温度の高い6月から10月までは防除を行わなかったら収穫は望めません。雌穂が出たら農薬散布を始め、定期的に防除を行います。絹糸がしおれ、雌穂の先端が細くなったら収穫期です。穂の上部を少し開いて、確認をして収穫します。トウモロコシは収穫直後が最も糖度が高く、美味しいのです。収穫後はなるべく早く温度を下げて、早く調理をするのが、美味しく食べるコツです。




キセニア
トウモロコシの雌穂の粒の内容物は胚乳と呼ばれ、花粉からきた雄核と胚乳の原核とが受精して発達して出来上がります。そのため世代を経ないでも、花粉の遺伝的な特性が胚乳に発現します、このような現象をキセニアといいます。自分の花粉が着く場合は問題がないのですが、回りに糖度の低い飼料用トウモロコシがあると、花粉が飛んできて受精した胚乳は、本来のスイートコーン品種の特性と異なった粒に出来上がってしまいます。そのため味の悪い粒が混ざった穂になります。スイートコーン栽培では栽培株の近くに、スイートコーン以外のトウモロコシ品種を栽培しないことが必要なのはこのためです。
スイートコーン品種にはバイカラーといって、色の違う粒が収穫できる品種があります。これもキセニアを利用した品種です、親に胚乳の色が黄色と白の品種を組み合わせたF1品種を作ると、その株が生育して雄穂で花粉を作るときに、黄色の遺伝子を持ったのと、白の遺伝子を持ったのができます。その花粉が黄色や白の胚乳原核と受精すると、黄色が優性なので、白と白が受精して発達した胚乳だけが白になります。そのためバイカラー品種の黄色と白の粒の比率は3:1になります。

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