わたしの家庭菜園
尾張地域のお雑煮は、かつおだしのすまし汁に、焼いた切り餅をいれ、もち菜を添えたものです。そのためこの地方ではこの野菜を「正月菜」とも呼んできました。年の始めに食べる野菜としてたいせつにしてきたのです。

もち菜は古くから尾張地方で栽培されてきた、小松菜に近い在来の菜類です。種苗会社では、「中性丸葉小松菜」などとも呼ばれてきました。
現在販売されている小松菜の多くはF1の品種で、葉色が濃く、葉の厚さがあり、さらに収量と日持ち性を高めるために葉柄が太くなっています。
しかしもち菜は小松菜のように改良がすすんでいないため、小松菜品種に比べると葉色が淡く、冷蔵庫に長く入れておくと、葉色が黄色くなります。しかしあくがなく、葉が薄いことから、食感は非常に良いのです。
名古屋市内のスーパーなどでは、年末だけ小松菜の売り場がもち菜の売りばに変化しますが、販売してるのは小松菜です。そのためもち菜の多くは家庭菜園で栽培され自家消費されてきました。近年はこだわりをもつ生産者が直売所に出していることも見かけるようになりました。
もち菜の特性から美味しく食べるためには、収穫後なるべく早く食べる、ゆでたり、煮たりするときは短時間に調理を終了することが必要なことです。
気候の温暖化でもち菜のは種時期が遅くなりました。
従来からもち菜のは種期は、10月下旬が慣行でありました。しかし近年は秋の気候が暖かくなり、11月上旬には種しても 、十分年末に適度の大きさの収穫物が得られる年が多くなってきています。
さらに収穫物の大きさが、コンパクトな形状のコマツナF1種に影響され、25㎝程度が望まれることもあって、遅まきをして小さなものを収穫する方向になってきています。
家庭菜園では11月上旬には種して 、11月から12月にかけての気温が、例年になく低い場合はトンネルや べたがけで保温するのが適度の大きさの収穫物を得るためには、良いのではないかと思われます。
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