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インターネット公開文化講座

文化講座

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喫茶の話題

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

ジャパンファインアートから日本のグローカル文化の発信をしたい!

日常茶飯のどのような喫茶であれ、陶磁器や絵画は必要不可欠。陶芸家・加藤景徳、日本画家・小山硬の作品は私をしみじみ感じ入る時空に導く。両作家については既にこのシリーズで紹介している。
以前より、日本文化としての小山硬や加藤景徳の作品を国の内外の人達に広く愛用してもらいたいと願ってきた。日常茶飯の場に用いて、時に忘れられようとする日本文化の普遍的な価値を味わってもらいたいからだ。

最近、念願かなって、両作家の協力を得て作品をインターネット上のウェブショップとして開設することが出来た。「Japanfineart ジャパンファインアート」と言う。がんばって、日本語と英語で発信するように努力した。

私はホームページとして「宗純の弾笑」を開設している。日本文化、健康、社会について思うところを弾笑している。渋沢栄一財団が出す月刊誌「青淵」に出した文章を財団の許可を得て、ウェブ上にも紹介してきた。
日本文化が国内外で如何に理解され、取り入れられ、展開されていくかを肌で感じているためには今やウェブ社会を知らずしては不可能と考えている。それ故、ウェブショップ作成に関与して開設することが必要だった。

幸い、小山硬、加藤景徳の両作家の理解協力を得ることが出来た。ジャパンファインアートのための作品や共同作品まで造ってもらった。また、森泉ホームページ作成及びウェブデザイナーや妻の協力を得てウェブショップ作成の表裏の一端を肌で知ることが出来て楽しかった。

ウェブショップとして多くの人達から検索、アクセスしてもらうためには、まだまだ勉強、工夫しなければならないことが沢山あることも判った。パソコン力のみならず、携帯電話の機能、役割のマルチパワーを知って窓が開いた気分だ。
今や、携帯電話(cellar phone)は名前としては不適切に思う。携帯IT接続器(Handy IT Accessor or Window)とでも言うべきだ。

この10月20日にウェブショップをオープンしたが、画面を見ながら日本画家・小山硬、陶芸家・加藤景徳師らと稚鮎を揚げて食べたり、画伯が煎茶を独自の方法で点てる姿が浮かんでくる。
日本文化がウェブウィンドウから世界に開かれて行くとの思いと協力者の善意とが共鳴して余情残心を感じている。小さな窓から世界に向かってローカルだがグローバルな、つまり、グローカル(glocal)文化の発信だ。

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