文化講座
コーヒーとケーキ
日常気軽にコーヒーや、ケーキを頂く機会が多くなりました。ほんの少しの心づかいが、スマートに頂くポイントになります。一度試してみませんか。
カップとソーサ
ソーサ(受皿)にカップをセットする場合、ハンドル(持ち手)を以前は左にしていましたが、今は左右どちらでも構いません。カップの模様の位置で決めることもありますが、この頃は右にすることが多いようです。
コーヒーとケーキの位置
コーヒーは右側に置き、ケーキは左側に置きます。飲む物は右側に、食べる物は左側に置くのが基本です。三角形のケーキは、尖っている方を左にします。
スプーンの扱い
スプーンはカップの前に置きます。かき混ぜるときに、ハンドルが右にあれば左手はソーサに添え、左にハンドルがあればハ ンドルを持ってかき混ぜます。使ったスプーンを出すときはスプーンを立て、先のみコーヒーに入れた状態で一度止めてから、静かに出しますと雫がこぼれませ ん。スプーンを振って雫を切ることは、カップに当たる心配があります。スプーンはソーサの上側に置きます。
カップの回し方
ハンドルが左側にあるときは、左手で右へ少し回し、右手に持ちかえて右へ回します。右手で一度に回すことは、好ましくありません。
ケーキの紙のはずし方
ケーキの周りについている薄い紙は、フォークの刃の間に紙の端を挟 み、フォークを回しながら紙を巻きつけ、ケーキを一巡して取ります。フォークに巻きつけた紙は、皿の上側に置きフォークのみ抜きます。この様にして紙をは ずしますと、手を汚すことなくスマートな動きになります。ケーキは左から切って頂きます。家庭でお客様にお出しするときは始めから周りの紙は取って出して 下さい。
食べ終わったあと
ケーキを食べ終わったあとは、下に敷いてある紙の上に食べ残した物や、取りはずした紙をまとめて置きます。折りたためる紙のときは、残り物や紙を中に包みこみ、その上にフォークを乗せて置きます。食べ終わったあとを感じよくして置くことも大切なマナーです。