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子どもと楽しむゲーム

遊戯研究家 三宅 邦夫
ふれあい遊び実践研究家 山崎 治美

楽しいゲームあそび -2- 『しりとり絵さがし』

----- しりとり絵さがし -----

●用意するもの
・古い絵本、厚紙
※古い絵本の動物とか、くだもの、花の絵などを切り取り、10センチ四方の厚紙にはり、カードを作ります。

●遊び方

 動物、植物、くだものなどのカードを部屋(広い教室)にならべ、保護者または先生が1枚拾います。
 カードが「バナナ」の絵であれば「これはバナナですね。バナナの最後は"ナ"ですね。では"ナ"のつく植物はなんでしょうか?」と子どもに聞きます。
 もし、子どもが「菜の花」と答えれば「そうです。その他に食べるものでは、何がありますか?」と誘導していきます。
 このとき、子どもはカードを手にとって答えるようにします。ほかにも「ナス」「ナシ」などと答えがでれば、次からは、しりとりで「シカ」「カラス」などとゲームを進めていくのも楽しいです。


----- 積み木遊び -----

●用意するもの
・大小さまざまな木の切れ端

●遊び方

 おとうさんやおかあさんが、まず集めた木切れを使って、門や山を作ってみせます。あとは子どもにその木切れを自由に使わせて遊ばせるのです。
 子どもは、長い木切れの上に丸い木をのせれば、汽車にみたてて空想の世界で遊びます。
 この遊びは子どもの知恵を伸ばし、豊かな創造の世界に導くことができます。
 なお、こうした遊びはたたみの上でもどこでも簡単にできます。
 高価な積み木を与えるより、おとうさんの日曜大工であまった、心のこもった木切れこそ、親と子の愛情のかけはしになります。

----- ピンポン玉運び -----

●用意するもの
・ピンポン玉(5個)、ボウルまたはどんぶり(4個)、はし(1ぜん)

●遊び方
 ボウルの中に5個のピンポン玉を入れておき、他のボウルは、5センチの間隔でならべます。
 この遊びははしでピンポン玉をはさんだら、隣に移していくものです。
 まず、おかあさんが一度、はしでピンポン玉をはさみ、うまく隣に移して見本をみせます。
 次に「○○ちゃん、やってみなさい」というように、遊びを子どもにゆずります。
 すると子どもは、おかあさんの作ってくれた楽しい雰囲気をそのまま受けつぎ、1人で楽しみます。
 何回も、何回も落とすうちに、だんだんうまくなっていきます。
 それがうまく入るようになったら、こんどはいちばん遠くにあるボウルから順番に入れます。
 ピンポン玉のほかに大豆でもよいでしょう。


 
子どもと楽しむゲーム(6)
楽しいゲームあそび155
著者 三宅邦夫
本文イラスト 中村美保
カバー・扉イラスト 渡井しおり
出版社 黎明書房
子どもと楽しむゲーム
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