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インターネット公開文化講座

文化講座

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手づくり食品のすすめ

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

手作りジャム

時代は今、本物の手づくり料理を求めています。母から子へと伝えられてきた家庭での伝承の味が途切れてしまい、教えてくれる人が少なくなりました。
このページでは、伝統をふまえながらも家庭で作りやすいようにアレンジした、「とっておきレシピ」や最新の保存食品を伝授します。
手作り料理は、安全・安心というおまけ付きでもあります。
このページで、家族の健康と笑顔を手に入れましょう。



第8回目は、無添加・無着色なのに鮮やかで美しい色の「手作りジャム」の作り方をご紹介します。

イチゴの甘い香りが春を告げる季節です。その名の通り、1月から5月にかけてが旬のイチゴ。フルーツ店によると、「イチゴがフルーツの中で一番好き」と答えた人が一番多いとか。真っ赤な色も形もかわいらしく、香り、味と共に、これほど万人に愛されているフルーツは他にはないでしょう。

冬から春にかけて出回るのは、主にハウスもので、大きめで形がそろい、価格も少し高めです。一方、春から初夏にかけての路地ものは、小粒で形も不揃いですが、価格もお値打ちで、香りと甘味がギュッと詰まっているのが特徴です。もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、これからの時期に是非おすすめしたいのが、イチゴジャム作り。甘~い香りが部屋中に広がり、誰もが笑顔になりそうですよ。

今回は、ビックリするほど手軽にできるレンジジャムのご紹介です。エッ、これだけでできるの?と疑われそうなほど簡単な作り方をそっとお教えします。この方法なら、いつでもあっという間にジャムができるので、スコーンに添えてアフタヌーンティーを楽しんだり、かわいいビンに入れてプレゼントしたりと、私は色々なフルーツを使って楽しんでいます。パンはもちろん、ヨーグルトやアイスクリームにもよく合います。紅茶に混ぜてもいいですね。

季節の甘酸っぱい香りと鮮やかな色は、きっとあなたを幸せな気持ちにしてくれることでしょう。

★手作りジャム★
材料 分量
イチゴ 1パック(300g)
砂糖
(グラニュー糖)
150g(イチゴの半分)
レモン汁 大さじ1(レモン1/2コ分)

<注目の食材・イチゴ>
イチゴのビタミンCは、よく知られているところ。約10粒で1日のビタミンC所要量(100mg)を満たします。ビタミンCは、体の抵抗力を高めたり(体にとってのガードマン)、ストレスを解消する働きがありますので、しっかりとりましょう。
<お役立ちトピックス>
イチゴ以外にも、いろいろな季節のフルーツを使ってジャムを作りましょう!砂糖の分量は、フルーツの半量を目安にして下さい。

キウイ・ブルーベリー・イチジク・メロン・サクランボ・カキなど

― 作り方 ―
(1) イチゴはヘタがついたまま丁寧に洗います。水けをきってヘタをとり、ビニール袋に入れてつぶします。
 
ヘタをとってから洗うと、水っぽいジャムになってしまいます
(2) (1)に砂糖とレモン汁を加え、よく混ぜます。
(3) (2)を耐熱皿に入れ、ラップをせずに10分間位を目安にして電子レンジにかけます。途中で数回かき混ぜます。
(4) 冷めたらビンに入れて冷蔵庫で保存します。
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