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手づくり食品のすすめ

栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰・食育伝道師・管理栄養士
テーブルコーディネーター
伊藤 華づ枝

彩り果実酒

時代は今、本物の手づくり料理を求めています。母から子へと伝えられてきた家庭での伝承の味が途切れてしまい、教えてくれる人が少なくなりました。
このページでは、伝統をふまえながらも家庭で作りやすいようにアレンジした、「とっておきレシピ」や最新の保存食品を伝授します。
手作り料理は、安全・安心というおまけ付きでもあります。
このページで、家族の健康と笑顔を手に入れましょう。



第10回目は、旬の恵みを楽々楽しめる「果実酒」の作り方をご紹介します。

色とりどりのみずみずしい果物が出回る季節。これらの愛らしい形や鮮やかな色、新鮮な香りを丸ごと閉じ込めて保存できるのが、果実酒です。果実酒はもともと、果物や野菜の持つ効用をアルコールによって引き出し、健康を維持するためのいわば薬のようなもの=健康酒として飲用されてきました。夏バテ防止に欠かせない梅酒や咳止めに効くびわ酒、疲労回復効果の高いにんにく酒やしょうが酒の他、果実酒にしたい果物がたくさん旬を迎えるこれからの季節は、まさに果実酒作りの最盛期と言えるでしょう。

作り方のポイントとしては、「甘さを控えること」。材料の袋やパンフレットに記載されている分量は、砂糖が多くとても甘めですので、表記の分量の半分か1/3程度に抑え、飲むときにシロップなどで甘さを調節するとよいでしょう。そしてもうひとつのポイントとしては、「少量ずつ、多くの種類を作ること」。あまり多量に作っても飲みきれず、開封後は風味を損ねやすいため、今回ご紹介のように、小さめのビンで、多くの種類の果実酒を作ることをおすすめします。彩りよく並べると、キッチンがお洒落で明るくなり、大好きな空間となることでしょう。

― 季節の彩り果実酒の材料 ―
材料 分量
(作りやすい 分量=小ビン1本分)
<びわ酒>
びわ 200g (3~4コ)
レモン 1/2コ
氷砂糖 50g
ホワイトリカー (35度) 300ml
<ブルーベリー酒>
ブルーベリー 150g
レモン 1/2コ
氷砂糖 50g
ホワイトリカー (35度) 300ml
<イチゴ酒>
イチゴ 150g
レモン 1/2コ
氷砂糖 50g
ホワイトリカー (35度) 300ml
<キウイ酒>
キウイ 150g (大1コ)
氷砂糖 50g
ホワイトリカー (35度) 300ml
 
~果実酒作りのコツ~
<ホワイトリカー>
焼酎には無色透明で雑味の少ない甲類と風味豊かで味わい深い乙類の2種類があります。果実酒には、果実の色と味、香りを引き立たせるためにも、甲類のホワ イトリカーが適しています。しかもアルコール度の高い35度のものが、果実の成分抽出を早めますのでおすすめです。

<氷砂糖>
果実酒には氷砂糖を使用しますが、これは甘味をつけるとともに果実の成分抽出を促す働きがあります。また、純度が高いため果実酒の風味を損なうことなく、透明感のある上品な味に仕上がります。

<保存ビンについて>
果物を入れやすい広口のもので、中身の見える透明なビンが良いでしょう。


― 季節の彩り果実酒の作り方 ―
びわ酒  
(1) びわは皮つきのまま洗い、水気をふきます。
(2) レモンは皮をむき、輪切りにします。
(3) 保存ビンに(1)と(2)、氷砂糖を入れ、ホワイトリカーを注いでフタをし、冷暗所に保存します。

※飲み始め  1ヶ月後
※飲み頃    3ヶ月後
ブルーベリー酒  
(1) ブルーベリーはやさしく洗い、水気をふきます。
(2) レモンは皮をむき、輪切りにします。
(3) 保存ビンに(1)と(2)、氷砂糖を入れ、ホワイトリカーを注いでフタをし、冷暗所に保存します。

※飲み始め  1ヶ月後
※飲み頃    3ヶ月後
イチゴ酒  
(1) イチゴは洗ってヘタをとり、水気をふきます。
(2) レモンは皮をむき、輪切りにします。
(3) 保存ビンに(1)と(2)、氷砂糖を入れ、ホワイトリカーを注いでフタをし、冷暗所に保存します。

※飲み始め  2週間後
※飲み頃    1ヶ月後
キウイ酒  
(1) キウイは皮をむき、輪切りにします。
(2) 保存ビンに(1)と氷砂糖を入れ、ホワイトリカーを注いでフタをし、冷暗所に保存します。

※飲み始め  1ヶ月後
※飲み頃    3ヶ月後
一般的に果実酒を作る場合には、酸味を補うためにレモンを入れますが、キウイには酸味が充分あるため、レモンは必要ありません。
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